過去ログ - 凛「店番と、アイドルと」
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10:名無しNIPPER
2016/06/19(日) 22:15:07.54 ID:817rEpTx0
かな子「花の付け根?」

凛「また桜の写真と並べてみると……はい、付きかたの違い、わかる?」

智絵里「言われてみれば、ちょっと違う……?」
以下略



11:名無しNIPPER
2016/06/19(日) 22:16:20.99 ID:817rEpTx0
凛「ちなみにその花柄は、花から実をつけると果柄(かへい)って同じ読み方の漢字に変わるの。わかりやすいのだと、さくらんぼのヘタが果柄だよ」

かな子「ちゃんとした名前があったんだね。お菓子作りでフルーツ使うこと多いけど、知らなかったなぁ」

杏「あの部分ってヘタとか軸とか、人によって呼び方違うしね」
以下略



12:名無しNIPPER
2016/06/19(日) 22:17:51.89 ID:817rEpTx0
かな子「あ、そうだ!お菓子で思い出したけど、凛ちゃんにこれあげるね」

凛「わ、ありがとう……アーモンド乗ってるね。何て名前のお菓子?」

かな子「フロランタンだよ。クッキー生地にキャラメルコーティングしたナッツ類をのせた焼き菓子で、さっきお土産に買ってきたの」
以下略



13:名無しNIPPER
2016/06/19(日) 22:19:57.65 ID:817rEpTx0
凛「アーモンドの花言葉は“無分別”や“真心の愛”。誰にでも分け隔てない、かな子らしいね」

かな子「そ、そうかな……えへへ、ありがとう凛ちゃん」

凛「でも、それ以外にも“軽率”“愚かさ”なんて意味もあるから、食べ過ぎには気をつけなよ?」
以下略



14:名無しNIPPER
2016/06/19(日) 22:20:54.85 ID:817rEpTx0
夏を思わせる日差しが降り注いでいた。
曇天続きだった空は久しぶりに晴れ、新緑は滴を纏って煌めく。
蝉が街路樹のあちこちから遠慮がちに鳴いている。大合唱になる日もそう遠くなさそう。
蝉の声を聞きつつ、私は新しい商品のレイアウトを店先で考えていた。
そんな、ある梅雨の終わりの日のこと。


15:名無しNIPPER
2016/06/19(日) 22:21:43.95 ID:817rEpTx0
凛「あれ、こっちに向かって歩いてるのは……乃々?」

乃々「え、凛さんがなんでいるんですか……」

凛「ここ私の家なんだから当たり前だよ」
以下略



16:名無しNIPPER
2016/06/19(日) 22:22:57.03 ID:817rEpTx0
凛「もしもし……え、乃々が?そう……いや、お店には来てないよ……うん、もし見かけたら、また連絡する」


乃々「……え、なんでもりくぼがいるって言わなかったんですか……?」

以下略



17:名無しNIPPER
2016/06/19(日) 22:23:58.82 ID:817rEpTx0
凛「レッスン前に飛び出したんだってね」

乃々「……」

凛「いつもは机の下なのに、今日は外に出て行ったって。プロデューサー心配してたよ」
以下略



18:名無しNIPPER
2016/06/19(日) 22:24:45.82 ID:817rEpTx0
乃々「はい、総選挙の結果も集計ミスか何かです……もりくぼがあんな人気なわけないんですけど……」

乃々「プロデューサーも、凄いやる気になっちゃって……むーりぃー」

凛「プロデューサーの期待がプレッシャーで、本人にも言い出せなかった、と」
以下略



19:名無しNIPPER
2016/06/19(日) 22:26:15.84 ID:817rEpTx0
凛「お待たせ、これが何の花かわかる?」

乃々「花びらが白くてフワフワして……何ですか、これ?」

凛「これはエーデルワイス。聞いたことない?」
以下略



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