24: ◆JgoilToZJY[saga]
2016/06/20(月) 06:24:37.38 ID:9fy5FiS10
要するに、優希ちゃんは京ちゃんの旅立ちを意地でも食い止めるつもりのようだ。
はぁ。
成程なあ。
それはずるいよ、優希ちゃん……
はぁー。腹立たしいな……
「別に俺は、和を追っかけてる訳じゃ……!」
「村を、出て行かないでくれぇ……それか、私を連れて行けぇ……」
「それは……無理だ。困らせないでくれ……優希……」
「頼むじょ……頷いてくれないと、私はここで死ぬ……京太郎のいない世界なら、死ぬしかない……」
優希ちゃんは、泣き出してしまった。
こうなってしまったら、京ちゃんは弱い。
私は京ちゃんの目を見た。ダメだ。
そんな簡単に全てを水の泡にしちゃダメ……!
「わかった! わかったよ!! 優希が死ぬなんて考えられない! 俺は大学に行くのを止め――…ふがっ!!?」
思わず、手が出た。
まあいいや。京ちゃんの口を止める事には成功したし。
私は精一杯、手を伸ばして京ちゃんの口の中に突っ込んでいた。
「ひゃ、ひゃひ!! ひゃひふーひゃ! ひゃひゃひへふへ!!」
あはは。何言ってるかわかんないや。
私の腕を、京ちゃんの手のひらが優しく叩く。
でもまだ、引っ込めてあげないんだから。
私は首を動かし、地面に座って泣いてる女の子を見た。
「優希ちゃんさあ!!」
……自分でも驚くくらい、荒げた声が出た。
「甘えないでよ!!!!」
「さ、咲ちゃん……?」
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