過去ログ - 【Elona】グウェン「どうしてそんなことするの・・?」
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10:名無しNIPPER[saga]
2016/06/20(月) 07:36:05.57 ID:MsR1IPcv0
ギルバート「ハァ・・ハァ・・」

ギルバートはたしかに鍛え上げられた戦士ではあるが、防具もなしにコボルトの両手持ち棍棒を喰らったダメージが徐々に効き始め息を切らせる

とはいえ少女を救うことはできた

とりあえずあの子を親の元にでも送り届けてやらねばならない

痛む脇腹は無視して背筋を伸ばし、こわばる顔になるべく笑みを浮かべつつギルバートは少女のほうを振りかえ・・

少女「・・・」フルフル

ギルバート「・・ワ、ワハハ・・その、そんなに脅えなくともよいのだぞ?もうモンスターは・・・」

少女「・・・」ビクビク

ギルバート「・・その・・どこか痛いのか?大丈夫か?」スッ

少女「・・・」ササッ

ギルバート「むぅ・・弱ったな」ポリポリ

少女「・・・」ジーッ

ギルバート「・・と、とりあえずここにいては危ないかもしれんのだ。村に一緒に戻ってはくれまいか?どうかな?お嬢さん?」

少女「・・・」

ギルバート「・・・」

少女「・・・」コクン

ギルバート「よ、よし、でははぐれないように付いてくるのだぞ?」

なんとか説得(?)に成功しギルバートはほっとしながら村のほうへと踵を返す

まったくもって女性の相手というのは疲れるものだと思いつつ歩き出し・・

少女「ありがと」

ギルバート「!・・ワハハ!当然のこと・・を・・」

振り返ったギルバートの目には少女などまるで初めからいなかったかのように、今朝畑に来た時と同じ土の道が映るだけだった


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