過去ログ - ガッシュ「ヌウ・・・昔に戻ってしまったのだろうか」
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◆332lpQH4Is
[saga]
2016/06/22(水) 19:14:37.93 ID:/A/1a1Ib0
清麿はクラスのみんなを忘れたことは一度だってなかった。
陰口も悪口も嫌味も、忘れていなかった。
もちろん、スズメに勉強を教えたことも、たまったプリントをくれたことも、覚えていた。
「なんでオレが・・・」なんて言っていたが、スズメにはずっと心の奥で感謝していた。
おそらく仲村に頼まれなくても、先生に水野家の場所を聞いて、家に行っただろう。
清麿「・・・久しぶりだな。」
スズメ「・・・どうしたの?高嶺くん」
清麿「いや、その・・・」
スズメ(どうして家が分かったんだろう・・・?)
清麿「オレ、今日から学校行くようになったからさ。なのに・・・」
スズメ(そっか、マリ子ちゃんにでも聞いたのかな?)
スズメ「なのに?」
清麿「その・・・とにかく謝らせてくれ。」
スズメ「?」
清麿「お前前も・・・オレに話しかけたりしてくれただろ?それなのに邪険に扱ってたからさ」
清麿「それに・・・聞いたぜ。チケット代の事」
スズメ「え・・・?」
清麿「金山に一度とられたらしいじゃねえか」
清麿「そのことならお金も返ってきたし大丈夫だって、仲村言ってたぞ」
清麿「オレでさえ学校に通えそうなんだ。水野だって来て大丈夫だ。誰も責めやしない」
清麿「もし金山が何か言ってきてもオレが守ってやる!」
清麿(・・・オレ、何言ってるんだ?)
清麿(こんな恥ずかしいこと・・・)
ガッシュとコルル、やさしい魔物たちとの触れ合いが、清麿の心の氷を少しずつ溶かしていた。
ガッシュは気づいていないが、今まさに「正義の味方作戦」は進行している。
スズメ「・・・高嶺くん、ありがとね。それなら安心かな。」
清麿「水野・・・」
スズメ「でも本当に大丈夫なの?高嶺くんだって悪口とか言われてない?」
清麿「どうだろうな。新聞読んだか?オレは今やヒーローだぞ!」
スズメ「えーっ!何それ!私知らない!」
正義の味方作戦・・・成功だ。
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