過去ログ - 前川みく「あなたの好きなところ」
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39:名無しNIPPER[saga]
2016/06/21(火) 23:48:06.73 ID:sGh8o+A90
P「なーなーみくにゃん、変なこと聞いていいかにゃ?」
みく「……その猫語をやめてくれたらいいよ」
P「あ、はい。……えっとさ、みくって俺が昔飼ってた猫だったり、する?」
40:名無しNIPPER[saga]
2016/06/21(火) 23:49:05.58 ID:sGh8o+A90
P「あー、言わなきゃよかったー!」
みく「まあまあ、Pチャン。そういえばPチャンが飼ってたねこチャンのお話、みく聞いたことないにゃ」
みく「この機会に聞かせてほしいにゃ!」
41:名無しNIPPER[saga]
2016/06/21(火) 23:50:27.08 ID:sGh8o+A90
P「俺が小さかった頃、ご丁寧に「拾ってください」って書かれた段ボールの中に白い子猫がいてさ、余りに可愛かったから家に連れて帰ったのが出会いだったなぁ」
――素敵な世界に連れ出してくれたあなたが好き
P「最初のうちは慣れない環境に戸惑っていたんだ。小さかった俺はそんなこと分からないから、きっと退屈してるんだ、って思って色んな遊び道具を試してさ、そのうち、向こうも慣れてきたのかしょっちゅう遊ぶようになったんだ」
42:名無しNIPPER[saga]
2016/06/21(火) 23:51:42.53 ID:sGh8o+A90
P「まぁ、さすがにおイタが過ぎる時は俺も怒ったけどさ。俺が怒ると余計しょんぼりしちゃうから、優しく言い含めてたよ」
――優しくたしなめてくれるあなたが好き
P「いつも俺にべったりでさ、それがまた可愛かったんだ。家にいる時は俺の膝の上が定位置で、構ってほしくて仕方がないって子だったな。撫でてやると満足そうに喉を鳴らして……」
43:名無しNIPPER[saga]
2016/06/21(火) 23:53:18.33 ID:sGh8o+A90
P「本当に可愛くて、そして、綺麗な子だったよ。白い毛がそれはもう綺麗でね、ブラシをかけてあげると喜んでいたな。親ばかかもしれないけど凄く美人だった……」
――可愛く輝かせてくれるあなたが好き
P「そんな子がベランダでネズミをなぶって遊んでるのに遭遇したときは俺も驚いたんだけど、それ以上に向こうが「見られた!」みたいな顔しててさ。大丈夫大丈夫って宥めるのに苦労したよ。猫だもん、普通なのにね」
44:名無しNIPPER[saga]
2016/06/21(火) 23:54:19.83 ID:sGh8o+A90
P「それだけ可愛がってた子だから、最期が近づいてきた時期は辛かったな。しょっちゅう吐くようになってさ、それで申し訳なさそうな顔をするんだ。宥めながら毎回片付けてたよ」
――優しく受け止めてくれるあなたが好き
P「最期の最期の方は、学校サボったりしてまで一緒にいたなぁ。絶対に最期は見届けたかったし、何より、寂しいのかにゃーにゃー鳴いて仕方ないって親から聞いてさ」
45:名無しNIPPER[saga]
2016/06/21(火) 23:54:49.32 ID:sGh8o+A90
みく「……きっと、そのねこチャンは幸せだったね」
P「そうだといいなぁ。親からは構いすぎだー、なんてよく言われたけどね」
みく「ううん、このみくが言うんだから間違いなしにゃ!」
46:名無しNIPPER[saga]
2016/06/21(火) 23:55:27.02 ID:sGh8o+A90
みく「ね、Pチャン。お膝かして?」
P「ひ、膝かぁ……。ま、いいか。どうぞ」
みく「にゃふふ、ありがと♪」
47:名無しNIPPER[saga]
2016/06/21(火) 23:56:52.35 ID:sGh8o+A90
みく「Pチャン。みくのことも、そのねこチャンみたいに大事にしてくれる?」
P「えー、今だってそれくらいかそれ以上に大事にしてるつもりなんだけどなぁ」
みく「ふふっ、それもそうだね」
48:名無しNIPPER[saga]
2016/06/21(火) 23:57:39.40 ID:sGh8o+A90
――あっ、いたーっ!
――あなたがこの事務所のプロデューサーさん? 評判は聞いてるよ。今日はね、そんな評判のあなたにプロデュースをお願いしにきたのにゃ
――え? 評判になるような実績は俺にはない? ……ふっふっふ、みくの猫耳はしっかりあなたの評判を聞きつけたにゃ。だから、みくのことプロデュースしてほしいにゃ♪
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