過去ログ - 徒然なるままに
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17:名無しNIPPER[saga]
2016/06/22(水) 21:25:25.34 ID:oPAnD6890
家のチャイムが鳴って現実に引き戻された。
荷物手伝ってー、と母さんの声。
玄関に行くとカゴいっぱいに食べ物やら飲み物やらなんやらが入ってた。

「重いから気をつけてね?」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/06/22(水) 21:26:31.86 ID:oPAnD6890
夕飯を食べて、気分良く歌を歌いながらシャワーを浴びる。
風呂場で歌うとなんでこんなに楽しいんだろう。

「たったひとーつーのーことーがーいまをまよわーせーてるんだー」

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/06/22(水) 21:27:56.51 ID:oPAnD6890
ベッドに入って、灯りを少し落とした。携帯を取り出してツイッターを開く。
ゲーム用アカウント。いわゆるサブ垢。

何故かタイムラインには猫の写真が並んでいた。
猫の写真は持ってなかったから、去年食べた秋刀魚の塩焼きの写真を上げる。いいねが6つ。
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/06/22(水) 22:33:01.25 ID:oPAnD6890
夢を見た。俺は学校の教室で、なぜかスーパーのカートを持って立っていた。
教室の中には半透明な男の子や女の子が6,7人ほどいる。

この子達は自分では動けなくて、俺がカートに乗せて玄関まで連れて行ってあげないと、このまま消えてしまう。
誰かに説明されたわけでもないけど、それだけは分かっていた。
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/06/22(水) 22:33:50.81 ID:oPAnD6890
そこで、夢に変化が起きる。視界が波打ち始めて、少しずつ暗くなっていく。終わりが近い。

もし助けられなかったら、彼女はーーー?

急いでカートに乗せて玄関に向かう。
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2016/06/22(水) 22:34:36.87 ID:oPAnD6890
目を覚ます。一番助けたかった彼女はどうなったんだろう。

一生懸命、彼女が消えてしまわないような夢の続きを考えてみる。
でも、どれも希望的観測にしか思えなくて納得がいかなかった。ただの夢なのに。

以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/06/23(木) 08:10:32.72 ID:ZgmUMJV+0
「そいじゃ、定例会を始めます」

定例会。学生会が月に一度集まって、各局であった事とかを報告し合う会。

という名目だが、実際には何かの行事の前に、要項を確認し合う会だ。そんな毎月報告するような事とかないし。
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/06/23(木) 08:11:44.67 ID:ZgmUMJV+0
いやさ、俺も風紀だと思うんだけど先生が"柊に任せた―"って言ってたし」

・・・確かに先生から説明された記憶がある。2週間ほど前に。
一応覚えといて、程度だと勝手に思ってたら、いつの間にか俺が担当ということになってたらしい。

以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2016/06/23(木) 08:12:20.17 ID:ZgmUMJV+0
何人かが顔を見合わせている。こんな適当でいいの?みたいな顔。
でも実際言わなきゃいけないことは特になかった。

「グループLINEに写真載せとくんで、よろしくです。文化局からは以上です」

以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2016/06/23(木) 08:13:36.93 ID:ZgmUMJV+0
定例会が終わると、自転車に乗って家に帰る。
学校が田舎にあって、自分の家はさらに田舎にあるから途中には田んぼと、スーパー、家くらいしかない。
同じ方向の友達もいない。近いのに。

相変わらず何もない帰り道。急にショッピングモールとかが出来てもびっくりだけど。
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2016/06/23(木) 08:14:24.27 ID:ZgmUMJV+0
鳥居をくぐると、急に日陰になる。木々がざわめき、涼しい風が吹き抜ける。気持ちいい。
大自然に溢れる参道を歩いていると、かえるを見かけた。携帯を取り出してカメラを構える。

ちょっと写真失礼します、と神様に断りを入れてパシャリ。
境内で写真を撮って良いのか分からないけど、祟られたりはしないと信じたい。
以下略



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