過去ログ - 男「アットホームな職場です? 週休六日制!? ……応募するしかねえ!」
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11:名無しNIPPER[saga]
2016/06/22(水) 18:21:39.05 ID:gWIEd7Ebo

電話を切ってから、俺の中で不安が加速的に増大していった。


面接すらなく、履歴書と電話だけで採用なんてことがありえるのか。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/06/22(水) 18:24:38.30 ID:gWIEd7Ebo

だが一方で、面倒な関門をくぐることなく再就職先が決まったことに対して、喜んでる部分もあった。

これでもう、あの飽きるほど書くはめになった履歴書や辛い面接ともおさらば、と思えば
多少の理不尽には目をつぶることだってできる。
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/06/22(水) 18:27:50.50 ID:gWIEd7Ebo

二日後、俺は電話で教えられた通りの住所に向かった。


「えーと……たしかこの辺だよな……」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/06/22(水) 18:30:54.59 ID:gWIEd7Ebo

まごついて初日から遅刻するわけにはいかない。意を決して戸を開け、中に入ると、


「おかえりなさい」
以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2016/06/22(水) 18:31:57.48 ID:FA2SwafvO
やばいこれ


16:名無しNIPPER[saga]
2016/06/22(水) 18:33:39.40 ID:gWIEd7Ebo

女性に案内されるまま廊下を歩き、奥に進む。


「やあ、おかえり」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/06/22(水) 18:36:45.50 ID:gWIEd7Ebo

ちゃぶ台を囲み、俺は同僚らと共に食事を取り始めた。

ご飯に味噌汁、キャベツに豚の生姜焼き、他におかずが数品と、
決して特別でない、ごく家庭的な料理であったが、その素朴さが俺の心にずんずん響いた。
以下略



18:名無しNIPPER[sage]
2016/06/22(水) 18:38:34.07 ID:dpC50xEQO
あっ…


19:名無しNIPPER[sage]
2016/06/22(水) 18:41:06.33 ID:wQyTC2fnO
なにこれ体験談?
変なベクトルで怖いんだけど


20: ◆vZbxHRWsBM[saga]
2016/06/22(水) 18:41:25.97 ID:gWIEd7Ebo

次の日――といっても、実際はまだ日曜なのであるが――とにかく次の日、俺は会社へと出勤した。

俺の隣の席には、特徴的なぶ厚い唇を持つ男が座っていた。

以下略



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