過去ログ - モバP「アイドルがオッサンに見える病気?」
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◆qvf.IClkDc
[saga]
2016/07/07(木) 19:02:17.05 ID:pm6vw2nT0
少女「いや、待ってくれ。もう決めた」
P「それは……」
美少女「……やってみよう」
P「本当ですか!」
美少女「ああ、私自身がアイドルになることで、得られるものもあるだろう」
美少女「この業界の行く末も、本当の意味での現場で感じ取ることもできる」
美少女「だが、覚悟しろ。中途半端は許さないぞ」
美少女「この私を決心させたんだ。君自身の手で、最後まで私をトップへと連れていけ。それが条件だ」
P「ええ、勿論ですよ。連れて行きます。あの輝きのステージへ」
美少女「ふっ、輝きのステージ、か。シンデレラを導く魔女である私が、常に影である私が……か」
美少女「まだ……ガラスの靴を履けるのか」
美少女「そうだな。ガラスの靴は……誰の胸にもある。いつだって、胸の中に」
美少女「ただそれは大人になるにつれて、見えなく……いや、見なくなるんだ」
美少女「自分が勝手に決めた12時の鐘で、心の奥にそっと仕舞いこむ」
美少女「私のガラスの靴は、とっくに埃をかぶっている。埃を落とすのはなかなかに苦労するぞ?」
美少女「楽しみにしている……フフフ」
P「では、また後で連絡を……」
P「……」
P「……なんか、どっかで聞いたようなポエムだよなぁ」
P「ただポエム系アイドルってのは新境地だな。蘭子とかと被らないように気を付けようっと」
P「しかし……何か変だな」キョロキョロ
P「何か事務所に、見知らぬ美少女がちらほらと……」
P「まあいいか。俺がやることは1つだ」
P「そこの君! そうそう、掃除係の! もしよかったら――」
■■■
晶葉「あ」
晶葉「そうだ。何を言おうとしていたか思い出した」
晶葉「あの解毒剤、副作用があったんだった」
晶葉「ふぅむ……オバサンが美少女に見える副作用か……」
晶葉「まあ慌てて伝える必要もないだろう」
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