過去ログ - 高峯のあ「牛丼大盛り……つぇ、つゆだケで……っ!」
↓
1-
覧
板
20
16
:
☆3/3
[sage saga]
2016/06/23(木) 22:14:00.92 ID:Txs7ah4c0
カメラマン「っ……!」
P「た、高峯さん!?」
カメラマン「ぷっ!」
カメラマン「あははははっ……! いやあ、脱帽ですよ」
P「(……?)」
のあ「……」
カメラマン「……気を遣ってくれて、ありがとうございます」
カメラマン「ですが今回はコンセプトを絞らず、素のままの貴女を表現して欲しいので……ナチュラルなカンジで飾らず行きましょう」
P「そ、そうですね。宣材写真ですので、私服でも大丈夫ですよ」
P「それに貴女のクールなイメージ的に、その……可愛らしいコスチュームはちょっと相応しくないかもしれません」
のあ「……」
のあ「……」クルッ
スタスタスタ
───ガチャ バタン
P「な……何事かと思いましたよ。心臓が止まるかと」
P「まさかクールな彼女が、あんなお遊戯会のような格好で……」
P「まるで友人の結婚式の時に一人だけ作業服で来ちゃった人を見たような、居た堪れない気持ちになりましたよ……」
カメラマン「何言ってるんだ、君は」
カメラマン「24歳の彼女が本気で、あんな幼稚園のお遊戯会みたいな衣装を着てくるハズないだろう。猫耳まで付けて」
P「い、言われてみれば確かにそうですね……」
カメラマン「あれは彼女なりの、激励のサインだよ」
P「激励?」
カメラマン「ああ。おかげで緊張が吹っ飛んだ」
カメラマン「『その光を和らげ、その塵に同じうす』……、これは老子の言葉だよ。才能をひけらかすことなく、謙虚な振る舞いを良しとするという意味合いのね」
カメラマン「彼女は自分の不格好なさまをわざと我々に見せつけて、壁を取っ払ってくれたんだ」
カメラマン「あの似合わないコスチュームをわざと彼女が着た意味は、『どんな要求も応えてみせるから、貴方達こそ気楽に構えなさい』という……」
カメラマン「俺達に向けた優しさと、確かな自信の表明だよ」
P「!! ……なるほど、無為自然ですね」
P「虚飾はせずに、ありのままを……。俺達、勝手に彼女のイメージを高尚にあれこれ想像して、逆に負担を掛けていたのか……」
カメラマン「情けない話だけど、こっちが気を遣われちゃったかな」
P「(……すごいなあ、高峯さん)」
━━━━━━━━━━
【衣装室】
のあ「……」プルプル
のあ「い、イメージに合わない……。か、可愛らしいコスチューム……ふ、相応しくない……っ」
のあ「わ……私の存在を、全否定された気分」
のあ「……」ガクッ
のあ「アイドル、無理かも……」
──────
────
──
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
493Res/408.65 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 高峯のあ「牛丼大盛り……つぇ、つゆだケで……っ!」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1466684201/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice