24:名無しNIPPER[saga]
2016/06/25(土) 01:34:42.80 ID:k9RqB8+m0
「にしてもよくこんな古い人形持ってるね。
私も京都生まれ京都育ちだけど、
こんな綺麗な和服のお人形さん見たのは初めてだよ」
「あ、えっと、そっちの人形は…。」
「その人形はねぇ、私が子どもの頃にお母さんが買ってくれた思い出の人形なんだよ」
突然声がしたかと思うと、お婆ちゃんが部屋に入って来ていた。
お婆ちゃんはお姉さんがいることに気づくと
「おや、あんたは…。えっと、確か和菓子屋さんとこの…」
「はい、和菓子屋塩見の一人娘の塩見周子です。お邪魔しています」
「あぁやっぱり。前にあのお店で随分可愛らしい娘さんが店番をしていると思ったからねぇ…」
「もう、お婆ちゃんったら可愛いだなんて褒めすぎですよぉ」
2回目ともなると、もう驚きはしないがお姉さんは大人に対して対応がかなり変わるようだ
この変わりようはある意味感心できるものだった
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