過去ログ - 高垣楓「二分二十秒の気持ち」
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4: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/06/25(土) 22:02:14.30 ID:9gikU85z0
 P「お疲れさまです。意外に遅かったですね」

 パソコンとにらめっこをしながら、プロデューサーが声を投げる。

 楓「お疲れさまです、少し撮影が長引きまして。……えっと、他の皆さんは?」

 P「今日はもうみんな帰りましたね」

 座ったままの姿勢で軽く伸びをして、プロデューサーが答える。

 楓「そう言うプロデューサーさんはまだお仕事ですか?」

 P「ええ、今日はしっかりやって帰ろうと」

 楓「ふふ、遅くまで残業みたいですね、お疲れさまです」

 P「いえ。いまが頑張りどきなので」

 楓「なにか大きなイベントでもあるんですか?」


 P「次の楓さんのソロライブに向けての準備ですよ」

 楓「もう次の企画考えてるんですか」

 P「次こそは確実にシンデレラを勝ち取りにいく予定ですので」

 ディスプレイに向かうプロデューサーは、軽い口調で話しながらも、その眼差しは真剣そのものだった。


 困ったような笑みを浮かべながら、楓は心中でため息を吐く。プロデューサーを飲みに誘おうとも考えていたからだ。


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