過去ログ - 高垣楓「二分二十秒の気持ち」
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51: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/06/25(土) 23:33:45.35 ID:9gikU85z0
 楓「誰かを幸せにして、自分も幸せになれるこの仕事が好きです」

 楓「色んなアイドルがいて、お互いを認め合えるこの事務所も好きです」

 楓「毎日が充実していて、まるで夢みたいで、」


 楓「……あと、好きなものについて熱く語れる相手もできましたし」

 楓「これからも、ご迷惑をおかけしますが、お世話になります」

 幸せを噛みしめるような楓の言葉が、プロデューサーに届く。


 しんと静まり返った事務所に、二人の息遣いだけが宿る。

 押し黙った楓は俯いていて、その表情をプロデューサーが窺うことはできない。

 P「……あー、楓さん」

 楓「……はい」

 P「俺、いまから酒買ってきます。今日は飲み明かしましょう」

 楓「えっ?」


 プロデューサーの声が、僅かに震えている。

 顔を上げた楓の瞳に移ったプロデューサーの目元には、小さな涙が浮かんでいた。


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