過去ログ - 二宮飛鳥「彼女はまるで」相葉夕美「お花のようでした」
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20: ◆kiHkJAZmtqg7[saga]
2016/06/27(月) 01:56:06.03 ID:bBQiM+VS0
「それじゃあ始めよう。せーの……1、2、3、4!」

飛鳥ちゃんの声と手拍子に合わせてステップを踏み始めた。

CDプレーヤーから流れる音楽に合わせて歌いながらも、それに合わせて身体を四方に揺らす。

ただひたすらに集中して。動きの流れ、曲調と動きの緩急を意識しながらコンクリートの床を蹴り、踊る。

そうして、まずは一曲分。

「ふう……どうかな?」

「ふむ、そうだね。Bメロの最初、以前トレーナーにも指摘を受けていた部分が不安定になっていたように見えたかな。あとは……ボクにはちょっとわからない」

「ありがと。そしたらまずはそこの克服から、だね」

沈みかけの夕陽を浴びつつ、ペットボトルのお茶を飲んで一息。

私と飛鳥ちゃんは屋上で、有り体に言うと自主トレーニングに励んでいた。

正確には私の練習に飛鳥ちゃんが付き合ってくれている、というのが正しいのだけど。

LIVEは近づいてる、にも関わらず困ったことに私の仕上がりは上々とは言えなくて。

――はじめは飛鳥ちゃんより私の方が進みが良かった。
でもやっぱり、高熱で休んでいた時期が大きかったのかな。飛鳥ちゃんはその間に苦手としていた振り付けを克服して、私をリードできるようにまでなっていた。

負けていられないと意気込んだはずなのに、どうしてか進歩は遅々としている。

と、まあそんな事情があって、少しでも多く練習する時間がほしかったんだ。



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