過去ログ - 二宮飛鳥「彼女はまるで」相葉夕美「お花のようでした」
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23: ◆kiHkJAZmtqg7[saga]
2016/06/27(月) 02:00:00.00 ID:bBQiM+VS0
「全体の流れは十分に掴めているはずだ。あとは、少しでも完成度を高めるよう努めればいい。……技術の面だけの話をするなら、だが」

「それはつまり、それ以外の問題があるという事かな。例えば、精神面とか」

飛鳥ちゃんの問いかけに、プロデューサーさんは考えるような仕草を見せる。

普段から即断即決、という雰囲気の人だから、こういう様子はちょっと珍しい。

「……少しその傾向があるな、とは。特に、夕美にだな。体調を崩してから少し焦ってたりはしないか?」

「焦って……ううん、どうだろう。そこまで強く焦りを感じてるつもりはないんです。」

早く飛鳥ちゃんに追いつきたいと思ってはいる。でも、そのために無理を通そうとしているつもりはなくて。

ただ、こうやって自主的に練習をしているのは、焦っているようにも見えてしまうんだと気づいた。

「そうか。……なんだろうな。まだ少しだけ、二人のパフォーマンスに齟齬があるように見える。」

「ふむ……齟齬か。プロデューサーがそう言うくらいだ。ボクらはお互いと、自分と向き合う必要があるのかもしれないね」

「向き合う、かぁ」

「言うだけ言っておいてなんだが、話半分で受け取っておいてくれ。不安を煽るような真似になっちまったら心苦しい」

その言葉を最後に、自主トレはお開きの流れになった。



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