過去ログ - 木村夏樹「アタシの好きなプロデューサー」
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名無しNIPPER
2016/06/26(日) 22:05:10.42 ID:5lctgr7D0
P「髪をリーゼントにしてパンクな恰好、ギターを背負って事務室に入ってきたときはバックバンドのメンバーかと思ったくらいだ」
夏樹「それって」
P「まぁ最後まで聞け。俺の力不足もあって最初こそその見た目で営業先からも敬遠されて、時々ある仕事だって何人も入らねえ様なちっぽけなライブハウスでしょぼいライブのオープニングアクトくらいだ」
以下略
7
:
名無しNIPPER
2016/06/26(日) 22:06:05.44 ID:5lctgr7D0
P「そんなそいつを見てたら俺も頑張らなきゃなと思ってな、そこから俺は前の仕事でもやらなかったくらい働いた……と思う」
P「まぁそのせいか学校に遅刻することは多かったみたいだけど、俺にとっちゃそんなもん朝早すぎる学校が悪いとすら思った」
夏樹「はは」
以下略
8
:
名無しNIPPER
2016/06/26(日) 22:06:33.28 ID:5lctgr7D0
P「まぁ結局『木村夏樹は俺にとって最高のアイドルで最高の女』だってことだ」
夏樹「プロデューサー……」
P「いままでよくやったよ、ゆっくり休め、そんで休んだら次の夢に向かって突き進め、それが『俺と共に歩んだ木村夏樹』だ」
以下略
9
:
名無しNIPPER
2016/06/26(日) 22:07:19.97 ID:5lctgr7D0
夏樹「ありがとう……なぁアタシの話も聞いてくれるか?」
P「おう、なんでも話してみろ」
夏樹「地元の奴らとバンド組んで上京してきたはいいもののオーディションでは箸にも棒にも掛からず、アタシは『自分のロックを大勢の人に届けたい』って夢を諦めようとしてた」
以下略
10
:
名無しNIPPER
2016/06/26(日) 22:08:30.92 ID:5lctgr7D0
夏樹「最初はこんなやる気の無さそうな人間にプロデュースされるかと思うと不安で仕方なかった」
夏樹「だからこそ、アタシがどんなレッスンもどんな仕事も真剣にやってやろうって思ったんだ、そしたら結果もプロデューサーもついてくるって思ったから」
夏樹「けどな、それは違ったんだ、最初からプロデューサーはついてきてなかった」
以下略
11
:
名無しNIPPER
2016/06/26(日) 22:09:12.42 ID:5lctgr7D0
夏樹「だからアタシは今日、最高の形で引退できた、満員のスタジアムを埋めることができた、最高の仲間と最高のロックができた」
夏樹「それが全部プロデューサーのおかげだって気づいたときにアタシは気づいたんだ」
夏樹「アタシはプロデューサーが―――」
以下略
12
:
名無しNIPPER
2016/06/26(日) 22:09:43.75 ID:5lctgr7D0
「タバコとインクのにおいのアタシの好きなプロデューサー」
おしまい
13
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/06/26(日) 22:12:30.20 ID:onaVX+kL0
乙
あっさりだけど良かった
14
:
名無しNIPPER
2016/06/26(日) 22:13:04.77 ID:5lctgr7D0
元ネタ:https://www.youtube.com/watch?v=3VihEmNnw9c
RCサクセションを聞きながら思いつきました
ロックと言えば夏樹、夏樹と言えばロック
そんな安易な考えで即興でつくりました
以下略
15
:
名無しNIPPER
2016/06/26(日) 22:14:39.41 ID:yVNRfLbu0
RCサクセションか。懐かしいな
乙でした。
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