11:名無しNIPPER[saga]
2016/06/28(火) 00:44:13.28 ID:QvEJm4qqo
「……これ、飲むかい?」
「あ、いや、その……」
「分かってるよ。大丈夫、俺が二杯飲むから。今、他の飲み物持ってくる」
「ご、ごめん」
「いいんだよ。彼女はたえず自己洗浄を行ってるから衛生面では全く問題ないとはいえ、
慣れるまでは俺もきつかったから」
男は続ける。
「ちなみに彼女、掃除する時は口からゴミを吸うし、料理する時は両手が調理器具になって、頭がコンロになる。
右耳はエアコンになってて、左耳から冷たい水が出る。お腹は洗濯機に変形する。
他にもまだまだ色んな機能があるよ」
同僚はこれらの光景を想像し苦笑いしつつも、どこか納得した表情を見せた。
「よくよく考えてみたら、一台あれば家事を全てまかなえるロボットってのがあるとしたら、
このメイドロボみたいになるのが当然なのかもしれないな」
<終わり>
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