104: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 00:56:29.96 ID:tjwW3/1vo
――放課後――
ほむら「……」
ほむら(今日もまどかから逃げ…てるわけじゃないけど、距離を取ってしまったわ……)
105: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 00:56:59.46 ID:tjwW3/1vo
ほむら「えっ……?ま、まどか?」
さやか「一応あたしもいるんだけどね。それより、これから帰りでしょ?」
ほむら「え、えぇ。そのつもりではあるけど」
106: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 00:57:35.96 ID:tjwW3/1vo
さやか「……行っちゃったね」
まどか「うん……」
さやか「一体どうしたんだろ。まどかの顔も見れてないって感じだったけど……」
107: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 00:58:10.98 ID:tjwW3/1vo
まどか「す、好きって、そんな……」
さやか「はたから見てるとそうとしか思えないよ。ただ、それもあくまであたしの勝手な想像で」
さやか「本当のところはほむら本人に聞くしかないんだよねー……」
108: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 00:58:47.51 ID:tjwW3/1vo
――――――
ほむら「ただいま……」
ほむら「……はぁ」
109: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 00:59:20.67 ID:tjwW3/1vo
ほむら「隠していることも、秘密にしていることも、全て正直に話してしまえば楽になるんだと思うけど……」
ほむら「誰にも話せないわよね……。私がまどかのことを想って、まどかのことが好きだからだとしても」
ほむら「まどかに隠れて、こんな…好きな人を模したフィギュアを買ってしまったなんて……」
110: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 00:59:48.58 ID:tjwW3/1vo
ほむら「……そう言えばこのまどかって、スカート穿いてるのよね」
ほむら「このスカートの中って…どうなってるのかしら……」
ほむら「……い、いえいえいえ、なな、何を考えてるの、私は」
111: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 01:00:24.11 ID:tjwW3/1vo
ほむら「……」
ほむら「も、もこもこしたフリルで埋められているわ……」
ほむら「……わ、私は何をがっかりしてるのかしら。丸見えよりもこの方がよっぽどいいじゃない」
112: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 01:01:09.94 ID:tjwW3/1vo
ほむら「……なんて、偉そうなことを言ってるけど、そのインキュベーターから購入したのよね」
ほむら「たったひとつだけでこれだけ悶々とするんだから、もう買わない方がいいのかもしれないけど……」
ほむら「気が付けばあのページを開いて新着商品を確認してしまってるわ……」
113: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 01:02:00.46 ID:tjwW3/1vo
ほむら「……えっ、待って、え、何これっ!?」
ほむら「こ、こんなまどか…私、見たことなくて…まるで女神みたい……!」
ほむら「普段のまどかとは違って、凛々しくて…女神のようなドレスも、伸ばしたロングヘアも…とても似合ってるわ……!」
114: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 01:02:59.95 ID:tjwW3/1vo
ほむら「あとは無事届くのを待つだけね」
ほむら「……でも、これって本当にインキュベーターが考案してるのかしら。作ってるのは間違いないと思うけど」
ほむら「あのインキュベーターにこんなアイディアが出るとはどうにも信じられないわ……」
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