109: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 00:59:20.67 ID:tjwW3/1vo
ほむら「隠していることも、秘密にしていることも、全て正直に話してしまえば楽になるんだと思うけど……」
ほむら「誰にも話せないわよね……。私がまどかのことを想って、まどかのことが好きだからだとしても」
ほむら「まどかに隠れて、こんな…好きな人を模したフィギュアを買ってしまったなんて……」
110: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 00:59:48.58 ID:tjwW3/1vo
ほむら「……そう言えばこのまどかって、スカート穿いてるのよね」
ほむら「このスカートの中って…どうなってるのかしら……」
ほむら「……い、いえいえいえ、なな、何を考えてるの、私は」
111: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 01:00:24.11 ID:tjwW3/1vo
ほむら「……」
ほむら「も、もこもこしたフリルで埋められているわ……」
ほむら「……わ、私は何をがっかりしてるのかしら。丸見えよりもこの方がよっぽどいいじゃない」
112: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 01:01:09.94 ID:tjwW3/1vo
ほむら「……なんて、偉そうなことを言ってるけど、そのインキュベーターから購入したのよね」
ほむら「たったひとつだけでこれだけ悶々とするんだから、もう買わない方がいいのかもしれないけど……」
ほむら「気が付けばあのページを開いて新着商品を確認してしまってるわ……」
113: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 01:02:00.46 ID:tjwW3/1vo
ほむら「……えっ、待って、え、何これっ!?」
ほむら「こ、こんなまどか…私、見たことなくて…まるで女神みたい……!」
ほむら「普段のまどかとは違って、凛々しくて…女神のようなドレスも、伸ばしたロングヘアも…とても似合ってるわ……!」
114: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 01:02:59.95 ID:tjwW3/1vo
ほむら「あとは無事届くのを待つだけね」
ほむら「……でも、これって本当にインキュベーターが考案してるのかしら。作ってるのは間違いないと思うけど」
ほむら「あのインキュベーターにこんなアイディアが出るとはどうにも信じられないわ……」
115: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 01:04:09.74 ID:tjwW3/1vo
――数日後――
さやか「……あれからしばらく経つけど、ほむらの様子はおかしくなる一方だね」
まどか「うん……」
116: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 01:04:48.10 ID:tjwW3/1vo
まどか「だって、そうとしか思えないんだもん……」
さやか「大丈夫だって。あぁもう、そんな泣きそうな顔しないの」
さやか「ほむらに何があって、どういう理由でまどかと距離取ってるかはわからないけど」
117: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 01:05:20.56 ID:tjwW3/1vo
さやか「いや、だいぶ悩んでる顔してたからさ。あんま思い詰めるんじゃないよ?」
まどか「……ありがとう」
まどか(ほむらちゃんに距離取られちゃうなんて初めてで…どうしたらいいのかわかんないよ……)
118: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/06/30(木) 01:05:57.07 ID:tjwW3/1vo
――――――
ほむら「……これでよし」
ほむら「ふぅ…やっと組み立てが終わったわ……。何だって今回はこんなに部品多いのかしら……」
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