155: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:46:32.35 ID:XO9F5TI8o
ほむら「……これで全部?」
まどか「うん……。持ってるほむらちゃんのフィギュアはこれで全部」
ほむら「色々持ってるのね……」
156: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:47:07.71 ID:XO9F5TI8o
まどか「……ごめんなさい。ほむらちゃんに内緒で、こんなことをして」
ほむら「別に謝らなくてもいいわ。まどかは…悪いことをしたわけじゃないと思うし」
まどか「悪いことはしてないかもしれないけど…嫌われて、愛想を尽かされるには十分すぎる理由だよ……」
157: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:47:35.86 ID:XO9F5TI8o
まどか「わたしがほむらちゃんのフィギュアを集めていた、1番大きな理由は……」
まどか「……ほむらちゃんのことが、好き…だから」
ほむら「えっ……」
158: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:48:08.95 ID:XO9F5TI8o
ほむら「……えぇ、そうね。同性を好きになって、相手のフィギュアを集めているのは」
ほむら「多分、どう考えても、誰に聞いても…普通じゃないんだと思う……」
まどか「……本当にごめん。廃棄しろって言うならするし、顔も見たくないって言うなら、わたしは」
159: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:48:51.00 ID:XO9F5TI8o
ほむら「……ねぇ、まどか。これから私の家に来てくれないかしら?」
まどか「え、ほむらちゃんの……?」
ほむら「まどかに…教えなきゃいけないことと、伝えなきゃいけないことがあるから」
160: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:49:20.68 ID:XO9F5TI8o
――――――
ほむら「さぁ、上がって」
まどか「お、おじゃまします……」
161: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:49:51.21 ID:XO9F5TI8o
ほむら「……まどかは私に隠れて私のフィギュアを集めていたってことだったけど」
ほむら「実はね、私もまどかのフィギュアを持ってるの……」
まどか「……え?」
162: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:50:30.66 ID:XO9F5TI8o
ほむら「私は…まどかのことが好き。だけど、この想いを言うつもりなんてなかった……」
まどか「どうして……?」
ほむら「そんなの、わかりきってることじゃない。私もまどかも、女だから」
163: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:51:03.87 ID:XO9F5TI8o
ほむら「まどかのフィギュアだって最初は買うつもりなんてなくて、半ば無理やりだと思ってたはずなのに」
ほむら「後になって、まどかのことがどうしようもなく好きだから買ったんだと気づいてしまったの……」
ほむら「距離を取ったのも…まどかに隠れてこんなものを集めていたせいで顔を合わせづらくなったから……」
164: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:51:44.45 ID:XO9F5TI8o
まどか「そう言えば…ほむらちゃんはどこでわたしのフィギュアを……?」
ほむら「……インキュベーターからよ。まどかのフィギュアを作って売ってやると言われて」
まどか「わたしもキュゥべえから…感情の観測のために買ってもらえないかって」
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