162: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:50:30.66 ID:XO9F5TI8o
ほむら「私は…まどかのことが好き。だけど、この想いを言うつもりなんてなかった……」
まどか「どうして……?」
ほむら「そんなの、わかりきってることじゃない。私もまどかも、女だから」
163: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:51:03.87 ID:XO9F5TI8o
ほむら「まどかのフィギュアだって最初は買うつもりなんてなくて、半ば無理やりだと思ってたはずなのに」
ほむら「後になって、まどかのことがどうしようもなく好きだから買ったんだと気づいてしまったの……」
ほむら「距離を取ったのも…まどかに隠れてこんなものを集めていたせいで顔を合わせづらくなったから……」
164: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:51:44.45 ID:XO9F5TI8o
まどか「そう言えば…ほむらちゃんはどこでわたしのフィギュアを……?」
ほむら「……インキュベーターからよ。まどかのフィギュアを作って売ってやると言われて」
まどか「わたしもキュゥべえから…感情の観測のために買ってもらえないかって」
165: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:52:14.09 ID:XO9F5TI8o
まどか「……ねぇ、ほむらちゃんはどんなフィギュアを買ったの?」
ほむら「えっ?」
まどか「わたしが持ってるのは全部見せたんだし、ほむらちゃんのも見せてほしいなって」
166: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:52:43.73 ID:XO9F5TI8o
ほむら「……ほら、持ってきたわ」
まどか「あれ、それで全部なの?」
ほむら「私が持ってるのはこの2つだけ。まどか程は持ってないのよ」
167: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:53:14.66 ID:XO9F5TI8o
まどか「……もしかして、あのノートって」
ほむら「まどか?」
まどか「あ、えと…わたし、フィギュアのリクエストのためにノートに案を描いてキュゥべえに渡したの」
168: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:53:49.77 ID:XO9F5TI8o
まどか「うー…恥ずかしい……。まさかわたしの落書きがフィギュアになって、ほむらちゃんが持ってるなんて……」
まどか「ほむらちゃんになら、魔法少女とか水着でも全然いいけど…さすがにこんな妄想のわたしは恥ずかしいよぉ……」
ほむら「私は…構わないし、嬉しいわ。女神のまどかも可愛くて、綺麗で」
169: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:54:26.84 ID:XO9F5TI8o
ほむら「……私たちがフィギュアを買っていたのは、相手のことが好きだから」
ほむら「まどかは私のことが、私はまどかのことが……」
まどか「そう…だね……」
170: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:55:03.08 ID:XO9F5TI8o
ほむら「……私もよ。まどかと、恋人になりたいって…叶うはずのない夢を見てた」
ほむら「でもっ…私たちの本音は、私たちの気持ちは夢や作り物なんかじゃ…ない、のよね……」
まどか「ほむらちゃん……」
171: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:55:31.95 ID:XO9F5TI8o
ほむら「まどかと付き合って、恋人になれたんだから…もう、言いたいことを抑え込む必要はないのよね」
まどか「わたしたち、本当の気持ちを伝えられなくてフィギュアを買ってたけど……」
まどか「でも、本当に付き合えたんだし…今持ってるのってどうしたらいいのかな?」
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