167: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:53:14.66 ID:XO9F5TI8o
まどか「……もしかして、あのノートって」
ほむら「まどか?」
まどか「あ、えと…わたし、フィギュアのリクエストのためにノートに案を描いてキュゥべえに渡したの」
168: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:53:49.77 ID:XO9F5TI8o
まどか「うー…恥ずかしい……。まさかわたしの落書きがフィギュアになって、ほむらちゃんが持ってるなんて……」
まどか「ほむらちゃんになら、魔法少女とか水着でも全然いいけど…さすがにこんな妄想のわたしは恥ずかしいよぉ……」
ほむら「私は…構わないし、嬉しいわ。女神のまどかも可愛くて、綺麗で」
169: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:54:26.84 ID:XO9F5TI8o
ほむら「……私たちがフィギュアを買っていたのは、相手のことが好きだから」
ほむら「まどかは私のことが、私はまどかのことが……」
まどか「そう…だね……」
170: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:55:03.08 ID:XO9F5TI8o
ほむら「……私もよ。まどかと、恋人になりたいって…叶うはずのない夢を見てた」
ほむら「でもっ…私たちの本音は、私たちの気持ちは夢や作り物なんかじゃ…ない、のよね……」
まどか「ほむらちゃん……」
171: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:55:31.95 ID:XO9F5TI8o
ほむら「まどかと付き合って、恋人になれたんだから…もう、言いたいことを抑え込む必要はないのよね」
まどか「わたしたち、本当の気持ちを伝えられなくてフィギュアを買ってたけど……」
まどか「でも、本当に付き合えたんだし…今持ってるのってどうしたらいいのかな?」
172: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:56:04.39 ID:XO9F5TI8o
ほむら「何も無理に手放す必要はないと思うわ。これを持ってて、不利益があるわけじゃないのだから」
まどか「ほむらちゃんはそれでいいの……?付き合ったのに、わたしがフィギュア持ってて」
ほむら「私はそれで構わないわ。だって、私のことが大好きでそれを持ってくれてるんだもの」
173: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:56:35.98 ID:XO9F5TI8o
ほむら「……少し恥ずかしいわね。ついさっきまでは想ってる人、慕ってる人のフィギュアだったのに」
ほむら「今はもう、付き合ってる恋人のフィギュアになったのよね……」
ほむら「ただ、どちらかと言えば嬉しい気持ちの方が大きいんだけど」
174: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:57:07.93 ID:XO9F5TI8o
まどか「ほむらちゃんの気持ちもちゃんと聞けたし…わたし、そろそろ帰るね」
ほむら「えっ?あ、あぁ…もうこんな時間だったの、気づかなかったわ」
まどか「明日からの学校も…友達としてじゃなく、恋人としてになるんだよね」
175: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:57:36.04 ID:XO9F5TI8o
まどか「……さて、と。それじゃ、わたしはこれで」
まどか「付き合って最初の夜だからか、離れるのが少し寂しいけど…明日また会えるんだもんね」
ほむら「また明日、学校で会いましょう」
176: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2016/07/01(金) 00:58:04.53 ID:XO9F5TI8o
まどか「……」
まどか「わたし、ほむらちゃんと…付き合えたんだよね。夢なんかじゃなくて、本当に……」
まどか「明日…実際はさっき告白したときから、わたしたちは恋人に……」
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