過去ログ - 【艦これ】提督「鎮守府が罠だらけ?」【×影牢】
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975:名無しNIPPER
2018/10/28(日) 22:39:17.58 ID:5/V8ogSh0
自動販売機の所には既に先客がいた。
茶髪に両耳に合計5つのピアス――所属する陸上部では県の記録を持つらしい因幡彰人(男子2番)だ。
光留は彰人のような派手な男子は好きではないので、会話を交わしたことはない。

「ほらほら、由梨、因幡くんだよっ」

真菜が由梨の耳元で囁き、肘で小突いていた。
由梨は顔を真っ赤にしている。
由梨の想い人だそうだ。

「い…因幡くんも…ジュース買うの…?」

由梨が勇気を振り絞って声を掛けていた、ナイスファイト。
彰人はにこっと微笑んだ。
好きではないが、かっこいいとは思う。

「バス酔いがいるからさ、冷たい物でもって思って。
 俺も喉渇いたしさ。
 …って1人で持てるかよ、手伝え!!」

後半は由梨に向けられた言葉ではない。
自動販売機の前にあるベンチの前にいた久保田篤史(男子5番)が溜息混じりにタラタラと歩いてきた。

「これくらい1人で持てよ、陸上部っ」

「陸上と関係ないだろ、サッカー部」

自販機占領しててごめんな、と彰人は由梨にもう一度笑顔を向け、ベンチの方へ向かった。
由梨がこれでもか、というほどに顔を赤くしていた。

真菜と由梨がジュースを買う間に、光留はベンチに目を向けた。

篤史は同じサッカー部仲間であり幼馴染でもある安藤悌吾(男子1番)にジュースを渡していた。


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