過去ログ - 剣闘士「あー……マジで試合出たくねえ」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/06/29(水) 21:25:52.02 ID:SDGa6YJWo
というわけで、俺が戦いたくない理由は痛いほど分かってもらえただろう。
「あー……マジで試合出たくねえ」
以下略
7
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/06/29(水) 21:29:51.04 ID:SDGa6YJWo
こういう時、俺は決まってなぜ自分が剣闘士になったかを振り返る。
初心に帰ることで、もしかしたら闘志が湧いてくるかもしれないからだ。
以下略
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/06/29(水) 21:33:44.31 ID:SDGa6YJWo
闘技場で働く人といえば、剣闘士、審判、実況、警備員、雑用スタッフなどが挙げられる。
俺は初めのうちは真っ先に剣闘士を候補から除外していたのだが、
以下略
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/06/29(水) 21:36:04.08 ID:SDGa6YJWo
自分がなぜ剣闘士になったかを思い返してみても、浮かぶのは後悔の念ばかり。
これじゃダメだ。
以下略
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/06/29(水) 21:40:25.63 ID:SDGa6YJWo
俺が贔屓にしていた剣闘士は、300戦以上試合をして無敗という、まさに英雄だった。
あの人の戦い方を一言で評するなら、勇猛果敢。
以下略
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/06/29(水) 21:45:37.90 ID:SDGa6YJWo
恐怖で体が震える。冷や汗がじわじわにじみ出る。手足がますます重くなる。
そうこうしているうちに、スタッフが俺のもとへやってきた。
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12
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/06/29(水) 21:48:51.85 ID:SDGa6YJWo
剣闘士が体調不良を理由に、試合を直前で棄権するケースは年に何度か発生する。
大昔の見世物興業だった頃はこんなこと認められなかっただろうが、今は認められている。
不調な者を無理に戦わせる方が残酷だ、という風潮が広がっているためだ。
以下略
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/06/29(水) 21:52:44.28 ID:SDGa6YJWo
「おや? 体が震えていますが、どこか具合が悪いのでは……」
「これかい? 武者震いだよ、いつものことさ」
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14
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/06/29(水) 21:56:40.10 ID:SDGa6YJWo
俺は仮病作戦を断念し、しぶしぶ準備を開始する。
青い鎧、青い兜、青いレガースなどをため息をつきながら装着していく。
以下略
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/06/29(水) 22:02:46.79 ID:SDGa6YJWo
ちなみになぜ全て青色なのかというと、あれはまだ俺が剣闘士になりたての頃、
防具をどれにするか悩んでいると、
(剣闘士の武具は公正を期すため、全て闘技場からの支給品を身につける決まりになっているが、
どういうファッションにするかは支給品の中から剣闘士自身で選択できる)
以下略
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/06/29(水) 22:05:54.45 ID:SDGa6YJWo
防具を付け終われば、あとはもう出陣するしかない。
支給品の剣を握り締め、試合場に続く通路を一歩一歩進んでいく。
以下略
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