36: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/07/02(土) 17:28:53.29 ID:5HfrqQBu0
魔法使い「……」
武闘家「田舎って凄いよね〜。あ、でも餌付けするのは駄目みたいだよ。あとね……」
魔法使い「…武闘家」
武闘家「え、何? ……って」
急に全身の力が抜けて、私は武闘家にもたれかかった。
だけど彼女は嫌がらずに、背中をさすってくれた。
武闘家「よしよし、怖かったね〜」
魔法使い「……ぐすっ」
武闘家「もう、あんなことないようにするからね。私が守るから」
魔法使い「グス…変なの。あんたが私を守るなんて……」
武闘家「あはは、そうだね。小さい頃からずっと、魔法使いちゃんが私を守ってくれてたもんね」
魔法使い「ほんとよ…。あんたって幼いし、すぐ泣くし……」
武闘家「でも私、そんな自分を変えたくて体を鍛えてきたんだよ。だから今度は、私が魔法使いちゃんを守る番」
魔法使い「……やだ」
武闘家「何で!?」ガーン
魔法使い「そんなの生意気。私だって、あんたのこと守るし……」
武闘家「えー。私の方が強いよー?」
魔法使い「それでもよ! 私は、守られるだけなんてイヤ!」
武闘家「……くすっ」
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