63: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/07/04(月) 18:42:58.53 ID:6bFq7v+S0
僧侶「回復魔法のついでに、『勇者』の体内に仕掛けをしたのですよ。面白い程に引っかかりましたね」
勇者「う……」ピクピク
僧侶「戦女神の剣……預からせて頂きます」
魔法使い「何で…? 裏切ったの、僧侶!?」
僧侶「いいえ、裏切ったわけではありません……。だって最初から、私は『魔王様』側の人間ですから」
魔法使い「何ですって……!!」
魔王「よくぞやった、僧侶よ……。勇者一行を欺くことに成功したようだな」
僧侶「えぇ魔王様、全ては貴方の為に――」
魔法使い「どういうことよ! 僧侶、私達を騙してたの!?」
僧侶「えぇ、そうです。勇者一行に入り、貴方達が魔王様を討てぬように旅を誘導させて頂きました」
魔法使い「誘導…!? そう言えば――」
僧侶『では、早速ですが魔王城までの経路について話し合いませんか? 私、これについては少し詳しいので、色々とプランを考えてきたのですが…』
勇者『僧侶にお任せするよ』
魔法使い「私達、僧侶の考えたプラン通りに旅を進めてきたわ…。まさか、それが策略だったの!?」
僧侶「えぇ、魔物側にとって重要な戦力を潰されぬよう誘導しました。あとついでに、魔王様を倒す為に必要な武具や、その情報を得られないようにも誘導しました」
魔法使い「な……旅が変にサクサク進むと思ってたら……」
盗賊「くうぅ…戦女神の剣を入手したことで、舞い上がっていたのです……」
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