過去ログ - まほ「付き合ってくれ」優花里「えっ」
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16:名無しNIPPER[saga]
2016/07/04(月) 00:09:25.53 ID:YgtYsKWV0
まほ「優花里さん」

優花里「っ」

まほ「私の話を少しだけ、聞いてくれないか」

優花里「・・・ぅ」

まほ「私は昔から西住流という戦車道の重荷を押し付けられていた。だがそれが苦に感じたことはないし、それが私の役目だと思っていた。黒森峰に入るまでは」

優花里「!」

まほ「黒森峰に入ると、みんなの見る目が違ったんだ。みんな良い目で私を見ようとはしなかった。・・・まあ、それもそうかもしれないな。入ってきたばかりの一年が急に特別扱いなんて私が普通の生徒でも良い目では見ようとはしないだろう」

まほ「友達も作れず、チームにも馴染めない。なんとかその年の全国では優勝できたがそれでもチームには馴染みきれなかった」

まほ「そんなときだったんだ。私が二年になったとき、みほ以外に私以外に話しかけてくれる人が、私を心から認めてくれる人が来たのが」

優花里「その人って」

まほ「名前を逸見エリカといった。あの子は・・・私に憧れて黒森峰に来てくれたといった」

まほ「私がその年に飛び入りで隊長になることをあの子は咎めはしなかった。むしろそのことに良く思ってなかった人たちと喧嘩すらしていた」

まほ「みほを傷つけたあの試合のとき、私はどうすればいいか分からなかった。けどエリカが私を元気付けて、そして引っ張ってくれた」

まほ「私が黒森峰で隊長を出来ていたのも、みんなを引っ張れていたのもエリカが居たからだ。私は・・・一人ではなにも出来なかったんだ」

まほ「けど・・・あいつが心から信頼できていたのはみほだったんだな」

優花里「まほ殿・・・」

まほ「あいつは自分が副隊長になることを良く思ってなかった。きっと、みほとの力の差を感じていたからだ。あのみほに対しての力強い口調も自信の無さから来てるものだったんだろう」

まほ「あいつが一番望んでいた関係は、上にみほが居てくれることだったんだ。私じゃあなかったんだ」

まほ「惨めだな。私も君と同じだよ。二人がキスしてるのをみて、いままで思い込みをしてることに今更気づいたよ」



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