過去ログ - 男「リビングデッド・ジェントルマン」
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33: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2016/07/08(金) 21:14:39.30 ID:VBSG/Jwx0
女「……あいつが、男が言ってたヤバい奴?」

青年「はい……でも、何で」

女「少女が泣きながら出て行った方角を教えてくれたの」

青年「いや、そうじゃなくて……僕のせいで姿を外に……」

女「? 大丈夫。管理人さんに目隠ししてもらってるし、この辺りは人なんて居ない」

青年「目隠し? ……角、大丈夫ですか?」

女「大丈夫だよ。私は強いもの」

青年(はっきり喋る女さん、新鮮だな)

少女「お兄ちゃん!!」

男「青年君! 無事でしたか」

管理人「怪我はなさそうだねぇ」

青年「はい、なんとか……迷惑かけてごめんね」

男「……大丈夫ですか?」

青年「なんか、よく分かんないです……突然身体がこんな風になって……」

男「……」

青年「……そんな事より、これからどうしましょう」

女「あの細い目の奴、きっと日日荘も突き止めてるよ」

男「困りましたね……少年君に電話してみましたが、少し時間が掛かるそうです」

管理人「戦闘特化の種族が居ればなぁ」

女「あいつ、とんでもない力を持ってる……かなり上位の種族みたい」

男「せめて種族が分かれば、弱点も付けましたが……」

管理人「まァ、姿をさらけ出してまで暴れはせんでしょ。相手は私の力も知らんだろうし」

男「管理人さんの力って何なんですか?」

管理人「私には「第三の目」があってね。目に関する力があるんだよ」

管理人「対象を人間に見られなくしたり、千里眼だったりねぇ。今ヤツはゆっくりこちらに歩いてきてる」

青年(……「人間」に……)

男「相手の狙いは何でしょうね。考えなしに襲撃する意図が不明です」

青年「多分、女さんの治癒だと思います。右半身の火傷を治したいって言ってました」

少女「ど、どうしよう。このままだと此処に……」

管理人「ふむ。相手の利点は、縛るものが何もないって事だ」

青年「……そうか。僕らが散り散りに逃げても、このアパートを潰そうとすれば、僕らは無視出来ない……」

男「……とにかく、少年君が来るまで時間を稼ぎましょう」

女「だね」



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