過去ログ - 男「リビングデッド・ジェントルマン」
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39: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2016/07/08(金) 22:12:20.76 ID:VBSG/Jwx0
青年(それから数日間、少年君の指導が始まった)

青年(今までの僕は、「水道が水漏れしている状態」だったらしい)

青年(つまり、人間ではないものからすれば、蛇神が宿っている事が丸わかりの状態だったそうだ)

青年(水道を閉めるためには、ひたすら力を使って慣れる事。自転車に乗れるようになるみたいに)

青年(自由に蛇神を出せるようになるまで、その特訓は続いた)

青年「やっと、出来た……前は簡単に出せたのに……」フワッ

少年「前は無我夢中だったんだろ? 意識してするのとは訳が違う」

青年「……とにかく、これで「閉まった」のかな?」フッ

少年「おう。もう自分で開け閉め出来るなら、大丈夫だろ」

青年「初めて僕を見た時、何だこいつって思ったりした?」

少年「まあな。そもそも、管理人がスペアキー渡しただろうが。あのジジイは人じゃないもんにはそれを渡すんだよ。俺らにも区別がつくようにな」

青年「ああ……」

少年「「あの子はおそらく気付いていない」って言うから、まあ触れないでいたんだけどさ」

青年「……どうして僕には蛇神が」

少年「知るかよ。まあ、大切にすると良いぜ? 蛇神が宿るなんて聞いた事もねえ」

青年「……うん。付き合ってくれてありがとう」

青年(こうして僕は、本当に普通の人ではなくなった)

青年(でも、本当の意味で、日日荘の一員になれた。そんな気がした)


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