過去ログ - 男「リビングデッド・ジェントルマン」
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67: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2016/08/05(金) 23:38:10.99 ID:DSwJzmDy0
青年(あれから一週間くらい経った)

青年(男さんは呪いが強引に塗り替えられ、生ける屍から、ただの人になった)

青年(ただ、蛇神の影響は少なからず受けているようで――まあ、簡単に言うと、髪がなんか白くなった)

青年(まだ痛みに慣れていないようで、昨日も小指をぶつけて大騒ぎしていた)

青年「ウロボロス、ねえ……蛇神も、そんな種族だったのかなぁ」

青年(僕は本を閉じ、石碑を見つめる)

青年「結局、これは何なんだろう……」

管理人「それはねぇ」

青年「! 管理人さん」

管理人「このアパートを初めて創設した人のものだよ」

青年「って言うと、やっぱりその人も」

管理人「ああ……種族までは知らないけどね」

青年「何て書いているんですか?」

管理人「読み方は知らないけどねえ……「楽しく安らかな日々を」って書いてるそうだよ」

青年「……へえ」

管理人「私も先代からこの立場を継いだ時に知ったんだ」

青年「そうなんですか……」

管理人「……言いたい事は分かるかい?」

青年「?」

管理人「……私も寿命が近い。君に継いでほしいんだよ」

青年「えっ……でも、僕はもう人間ですし」

管理人「だからこそだよ。君はまだ若く、人であり、人でも無かった。君にしか分からない事もある」

青年「……僕は」

男「おや、お二人とも」ザッ

少年「珍しいな、二人でいるなんて」

青年「あ、どうも」

女「探したけど、居なかったから……みんなで野菜を収穫しようって」

少女「やっぱりここにいたー!」

青年「……あははっ、汗だくの男さんって、違和感が」

男「いやあ……まだ暑さも辛くて」

少年「ただの死体から、ただの木偶の棒になったって訳だ」ケラケラ

男「しばらくは運動もしないといけませんね」ゲンナリ

青年「ま、とりあえず行きましょうか」

男「ええ」


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