26:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/03(日) 23:34:03.58 ID:TLYCncVD0
暦「すぐに戻ってくるよ、老倉」
育「すぐね」
老倉は僕が戻ってこないことを危惧しているのだろうか
27:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/03(日) 23:35:35.62 ID:TLYCncVD0
阿良々木がドアのところで突っ立っていた
育「阿良々木、ドアがどうしたの？」
暦「開かないんだ」
28:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/04(月) 00:33:27.39 ID:XotRqPPz0
育「よくあることなの？」
暦「ああ」
開かないドアの前で釈然としていない老倉を
29:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/04(月) 00:37:02.42 ID:XotRqPPz0
沈黙が続く。話が、会話が、続くわけないのだ
暦「なにかあるか？」
育「なにって？」
30:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/04(月) 21:58:53.92 ID:XotRqPPz0
暦「好きなことはないのかよ」
育「阿良々木を嫌いって言う事は好きだよ。うるさい」
そう言って、また黙ってしまった
31:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/04(月) 22:07:41.65 ID:XotRqPPz0
暦「そうしたら、行ってもいいか？」
育「カラーボールぶつけるけど？」
暦「強盗扱いか・・・」
32:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/04(月) 22:11:10.12 ID:XotRqPPz0
暦「とにかくカラーボールぶつけられるのはいやだな」
育「いいよ、じゃあ私にカラーボールをぶつけても」
暦「おかしいだろ老倉」
33:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/04(月) 22:26:44.71 ID:XotRqPPz0
違う。そんなことじゃなくて、阿良々木が後輩ていうのは嫌だ
そんな気分の悪い後輩がいてたまるか
育「同級生に先輩って留年したみたいじゃない」
34:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/04(月) 22:27:50.83 ID:XotRqPPz0
暦「同級生でよかったな」
育「そう思っている？」
暦「本当だよ」
35:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/04(月) 22:30:47.40 ID:XotRqPPz0
今より酷かったかもしれないし、それなりに酷かったかもしれない
それを比べることに意味はないから
阿良々木はどうだろう
36:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/05(火) 22:39:09.24 ID:PJRG5s/S0
僕は昔に記憶した老倉の笑顔を思い出していた
僕はその笑顔が好きだったことを
暦「老倉、すごく嫌だろうけど。心配なんだ、僕は」
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