24:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:27:52.11 ID:gbwV73Yk0
「で、でも、いい機会なんじゃないの?」
え?
25:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:28:39.41 ID:gbwV73Yk0
「――1回、占いから離れてみても――」
26:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:29:46.09 ID:gbwV73Yk0
誰が悪い、というわけではない。
ただ少し、タイミングが悪かっただけ。
27:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:30:17.14 ID:gbwV73Yk0
「やめて……」
「……え?」
28:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:31:27.84 ID:gbwV73Yk0
思わず、溢れてしまった言葉。
違う。
29:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:32:11.45 ID:gbwV73Yk0
占いをずっと信じてきた。
いつの間にか、そんな自分にくだらないプライドを持っていたらしい。
30:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:32:38.97 ID:gbwV73Yk0
「ごめん、あたし……帰るね」
「あ、朋……」
31:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:33:07.33 ID:gbwV73Yk0
――――――――――
32:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:33:49.56 ID:gbwV73Yk0
この日はオフ。
いつもならテレビをつけて占いのコーナーを見る時間だが、昨日の海とのやり取りが頭から離れてくれない。
結局、久方ぶりに、テレビをつけない朝を過ごした。
33:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:34:39.84 ID:gbwV73Yk0
「どうしよう……」
気分が上がらないのは仕方のないことだが、せっかくの休日であることは間違いない。
さて、どのように過ごそうかと思案していると、ふと思い浮かんだ。
34:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:35:31.83 ID:gbwV73Yk0
道を歩くと、こんなに普通の道路だったのかと驚かされた。
というのも、これまで、運勢が少しでも良い日は、まるで世界が輝いているかのように過ごしていたのだが、
逆に、少しでも悪い日は、まるでこの世の終わりかのような雰囲気を感じていたからだ。
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