過去ログ - 藤居朋「あたしの道標」
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7:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:13:32.28 ID:gbwV73Yk0

軽い調子でのやり取りであったが、朋自身としても、気になっている事であった。
どうしても、その日の運勢、つまり占いの結果が頭をよぎってしまう。

良い結果だった時は思い切った動きができる。
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:14:10.76 ID:gbwV73Yk0

多少、調子にムラはあったものの、朋は少しづつ、アイドルとしての階段を上がっていった。

そんなある時、大きな仕事が入ってきた。なんとテレビに出演できるというのだ。
短い1コーナーのロケではあるが、朋にとっては今までにないほどの大舞台。
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:15:31.81 ID:gbwV73Yk0

ピピピピ ピピピピ

「うぅ〜ん? …………」

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:16:02.87 ID:gbwV73Yk0

(コンビニ……も寄ってられないわ……!)

この日は毎週買っている占い雑誌の発売日であったが、とても買う時間はなさそうだ。

以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:16:42.28 ID:gbwV73Yk0

結局、事務所に到着したのは、出発予定時間の直前。
すぐにプロデューサーは、車を用意するため外に出て行った。

自分も行こうかとソファを立った時、事務所に入ってきたのは井村雪菜だった。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:17:38.95 ID:gbwV73Yk0

(あ! そうだぁ!)

星座占いの結果を見た雪菜が、いたずらっぽい笑みを浮かべる。

以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:18:35.39 ID:gbwV73Yk0

結論から言うと、その日の朋の仕事は最高の出来であった。

与えられた役目はしっかりこなし、話を振られれば当意即妙の返しを見せ、さらに周囲のサポートまでこなす完璧な立ち回り。

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:19:19.80 ID:gbwV73Yk0

さて、そうして事務所に戻って来た朋とプロデューサー。
時刻は夕方と呼ぶには少しだけ早いくらいか。
そのまま、プロデューサーは他のアイドルの送迎に向かい、部屋には朋1人となった。

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:20:09.98 ID:gbwV73Yk0

手に取ると、そこには雪菜のカワイイ文字で

『ごめんなさい!』

以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:20:55.43 ID:gbwV73Yk0

恐らく、雪菜は軽くからかう気持ちで、ウソの順位を教えたのだろう。
その訂正を聞かずに、自分は仕事に向かって行ってしまった。

いや、そんなことはどうでもいい。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 00:21:55.03 ID:gbwV73Yk0

これが朋でなかったら。

「ああ、占いなんて気にせずに、自分のできることをやればいいんだ」

以下略



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