1:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 23:18:10.63 ID:sOFu01LN0
短い、書き溜めあり
適当にお付き合いください
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 23:19:25.40 ID:sOFu01LN0
「初めてのライブツアーお疲れ様。どうだった?」
ライブが終わった後の熱気も冷めないうちに裏手でプロデューサーさんにそんな風に声をかけて貰ったことは私のアイドル活動の中のスタート地点だったのもしれない
ライブで興奮した私達はハイタッチをして、手をつないではしゃぎまわったっけ
3:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 23:20:26.41 ID:sOFu01LN0
その時はライブを必死にこなさなきゃ、ぎこちなくてもできる限りの笑顔を見せようっていっぱいいっぱいだったせいで質問になんて答えたかははっきりは思い出せないかな。ごめんね
でもアイドルの楽しさがわかり始めて、プロデューサーさんが支えてくれたからこれからも頑張ろうって、アイドルって楽しいって思えたの
だからスペインが私の、私とプロデューサーさんのスタート地点だよね
4:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 23:21:25.47 ID:sOFu01LN0
よく考えてみるとそれまでの私は可愛げの無い生意気な子供だったんだろうね
スカウトされても泣き言ばっかりでレッスンも辛くて何度も辞めちゃいたいって乃々ちゃんと机の下に潜り込んじゃったこともあってプロデューサーに迷惑をかけたことは間違いないよね
それでも私がアイドルを続けられたのはアイドルの世界が輝いて見えたからだと思うの
5:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 23:22:42.08 ID:sOFu01LN0
スカウトされる前からアイドルっていう世界に、確かに憧れはあったよ。でもそれは「なりたいな」じゃなくて「なれたら良いだろうな」っていうだけだったんだよね
事務所に入ってからはテレビで見るような先輩達ともお話をさせてもらって私の夢は現実になってきてシンデレラにはまだまだ届かなくても笑顔を届けようって思えたんだ
アイドルの未来なんてまだ見えなかったしガラスの靴も無いけど、それでもファンのみんなに夢を渡したいって思ってたの
6:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 23:24:18.95 ID:sOFu01LN0
それでも現実は厳しかったね
「総選挙、ごめんな」
ってプロデューサーさんは私よりもボロボロ泣きだしちゃって私の涙、引っ込んじゃった
7:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 23:25:39.80 ID:sOFu01LN0
プロデューサーさん。そんなふうに沈んじゃってた私のことを励まして支えてくれて本当にありがとう
プロデューサーさんの私をシンデレラにしたい!っていう情熱を感じられて嬉しかったよ
うん。教えてくれたのは、簡単なことだったんだよね。自分とプロデューサーさんを、ファンの人たちを信じてこれからも頑張るだけだって!
8:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 23:27:16.52 ID:sOFu01LN0
それからは私もプロデューサーさんも一層お仕事に取り組んでいって順調に結果を出していってテレビでのお仕事もどんどん増えていったよね
最初の頃はうまく笑えなくて不安が溢れることもあったけどこの頃にはもうそんなことはなかったよ
笑えなかった私じゃ、メイド服でラブリービームなんて考えられなかったと思うな。ふふっ…
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