2: ◆sIPDGEqLDE
2016/07/01(金) 23:45:32.75 ID:ok+UWheA0
  
 「う〜ん、いいや、飯にしよう!」 
  
 監督のおっちゃんがそう言うと撮影は中断。 
 そのままお昼休憩に入った。 
3: ◆sIPDGEqLDE
2016/07/01(金) 23:47:52.07 ID:ok+UWheA0
  
 朝からの撮影でお腹も空いてたし、今日は何食べようかな。 
 普段はケータリングのお弁当なんだけど、今日はお弁当無い日だからどこかに食べに行かないといけないんだよね。 
 あんまり遠くにも行けないし、どこか近くで良さそうなお店無いかな〜。 
  
4: ◆sIPDGEqLDE
2016/07/01(金) 23:48:21.98 ID:ok+UWheA0
  
 「えっと、何か食べるとこは……っと」 
  
 少し歩くと、レトロな佇まいの定食屋が見つかった。 
 あんまり時間もないし、サクッと食べて、頭を整理しよう。 
5: ◆sIPDGEqLDE
2016/07/01(金) 23:48:51.70 ID:ok+UWheA0
  
 出されたお水を一口飲んで、メニューを取り、中身に目を走らせた。 
 長くこの商店街で愛されているのか、少し黄色く色あせたメニュー。 
 書いてあるのはいかにも定食屋さんって感じのよくあるメニューだったけど、こういうのでいいんだよねこういうので。 
 変におもしろメニューとか作るよりはこっちの方が分かりやすくていいよね。 
6: ◆sIPDGEqLDE
2016/07/01(金) 23:49:38.85 ID:ok+UWheA0
  
 「お決まりですか」 
  
 「えっと、この焼き肉ごはんを一つ」 
  
7: ◆sIPDGEqLDE
2016/07/01(金) 23:51:01.23 ID:ok+UWheA0
  
 「唐翌揚げ定食一丁〜」 
  
 厨房に戻ったおばちゃんがおっちゃんにそう言うと、おっちゃんは元気よく返事して真美の分のごはんを作り始めた。 
 鶏肉を揚げる音が食欲を刺激する、香りも相まってなんだかめっちょお腹空いてきちゃった。 
8: ◆sIPDGEqLDE
2016/07/01(金) 23:51:29.69 ID:ok+UWheA0
  
 「唐翌揚げ定食おまちどお〜」 
  
 考えすぎてもしょうがない、真美は今お腹が空いているんだ。 
 昼時のため、お店にはどんどん人が入ってくる、ちゃちゃっと食べて早めに出た方が良いよね。 
9: ◆sIPDGEqLDE
2016/07/01(金) 23:52:21.04 ID:ok+UWheA0
  
 「は〜むっ……んっ!?」 
  
 衣はサクッと揚がっているのに、中はすっごくジューシーで、噛んだ瞬間に肉汁がじゅわ〜っと溢れてきた。 
 めっちょ大きいから、真美の一口だと半分が精一杯。 
10: ◆sIPDGEqLDE
2016/07/01(金) 23:52:55.42 ID:ok+UWheA0
  
 お盆の上にはからあげ用のタレとお味噌汁が乗っている。 
 からあげはまだ3個残ってるから、とりあえずお味噌汁をひと啜り。 
  
 「ずずっ……んっく……ほぁ……」 
11: ◆sIPDGEqLDE
2016/07/01(金) 23:53:26.72 ID:ok+UWheA0
  
 ごまだれの方に唐翌揚げをくぐらせて、一度ご飯にバウンドさせてから頬張る。 
  
 「はぐっ……あむっ……ん〜〜!!」 
  
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