過去ログ - 吹雪「はやく辞めてくださいよ司令官」 提督「吹雪さんこそ」
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13: ◆36ujqGfUl2[sage saga]
2016/07/02(土) 15:46:47.76 ID:80yP8BrP0
「提督は軍に残るそうです」
「本当ですか……! 大和さん」

 吹雪と長身の女性、戦艦娘である大和は鎮守府の食堂で会話していた。
 かつては大勢の艦娘で賑わっていた昼時になっても、今はもう4人がまばらに座っているだけだ。まだこの鎮守府に在籍している艦娘はいるが、彼女らは退役後の自分たちの身のふりで忙しい。
 そんな中、吹雪は大和の言葉に衝撃を受けていた。

「どうしてですか? この前まで、軍をやめたら釣り船でもやろうかなんて言ってたのに」
「わかりません……。何かの事情……もしくは、私たちでも知ることができないレベルの話かも」

 吹雪も大和も黙り込む。秘書官も旗艦も経験した二人だったが、彼女らもまた鎮守府の全てを把握しているわけではない。
 軍隊というのは中にいてもひどく不透明な部分を抱えているものなのだ。

「……わかりました」

 吹雪の決断は早かった。女は度胸。戦場では迷っているものから死んでいくのだ。

「私も残ります」


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