過去ログ - 暁「加賀さん加賀さん」 加賀「?」
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21:名無しNIPPER[saga]
2016/07/04(月) 20:44:08.92 ID:6zVra42JO
腕の中で幼い駆逐艦が嗚咽を溢す
私の衣服を握りしめて、押し付けるように体を預けてくる
加賀「…………」
私が初めてそれを経験したのはいつだったか
一航戦赤城が、赤城型二番艦となったのは…
五航戦翔鶴が、一航戦翔鶴となったのは…
思い出したくもない
けれども、その心に記憶は従わない
ニヤリと笑って悪意を充満させていく
あの時一航戦に上がるのは本来瑞鶴だった
私が、こんな人と組みたくないと言わなければ
翔鶴型航空母艦は今も一番艦だったかもしれない
あるいは、翔鶴型装甲空母の一番艦になれていたかもしれない
けれど
けれども
しかし貴女――
暁「加賀さん?」
加賀「!」
幼子の声にはっとする
少し痛い。そう言う駆逐艦の体を手放すと
体が震えているのが解った
加賀「心配は要らないわ」
加賀「ただの、発作よ」
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