過去ログ - ワルトリ×物語シリーズ 暦ネイバー其の参
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慧眼スイッチ
[sage]
2016/07/02(土) 20:49:09.90 ID:3Dg+Njs/0
しかし、落ちて来た彼女には、重みがまるで無かったのだ。
「阿良々木くん?ちょっと話し聞いてる?」
放課後、僕は羽川の声で目を覚ました。
僕らは学級委員として文化祭の準備をしていたのだった。
決して僕が馬鹿だから居残りを命じられたわけではないんだ、よかった。
「阿良々木、羽川に迷惑かけんなよ。」
「しかし荒船。お前なぜここにいるんだっけ?」
「荒船だけじゃねぇ。俺もいるぞ、阿良々木!」
「いや、確かに荒船のアクションスターぶりを見込んで、
文化祭準備の手伝いたのんだけど!
ガチでカゲ呼んでねぇぞ!?僕。」
「俺はバサねぇに呼ばれて来たんだ。
誰がお前なんかに呼ばれてこんなことするために集まるんだよ?」
「なんだと?もう一回やるか?」
「はいはい、雅人君も阿良々木くんもそこまで!
荒船君も笑ってないで止めてよ。」
「すまん、すまん。面白くてつい。」
荒船とはすぐ仲良くなれた僕だったが、
カゲとは拳で語り合うことで打ち明けたため、たまにこうなる。
「で、去年は阿良々木くんは文化祭の出し物なにしたんだっけ?」
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