136: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/10(日) 23:59:52.80 ID:Q0vXu4Ha0
「うん、2人とも新入部員が来ると悪いからって、部室で待機中なんだよ。」
ことりさんが、ついでに新入生歓迎会の時の話もしました。
「それで、花陽ちゃん、例のアイドル談義口調がさらに力強くなっちゃった感じで・・・。」
137: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:01:14.80 ID:+6kWbwKn0
「そ。噂ではアイドル研究部の鬼部長とまで言われてるらしいわよ。」
希さんの察しの良さに、真姫さんがため息交じりで話します。
「まあ、雪穂と亜里沙がいるんだから、そこまで悲観しなくてもいいんだけど。」
138: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:04:11.39 ID:+6kWbwKn0
「花陽ちゃんは真面目っ子やからね〜。うーん、現状を打破する方法が無い、訳じゃあ無いんよね。でも。」
「何かあるなら教えて!このままじゃ、かよちんが可哀そうだよ。」
希さんの歯切れの悪るさに凛さんが身を乗り出します。
139: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:06:44.91 ID:+6kWbwKn0
希さんはみんなを諭すように続けます。
「ウチもOBだから、相談ならいつでも聞くけど、最初はやっぱりみんなが考えんとね。そういうのも青春なんじゃない?」
希さんが凄く大人に見えました。
140: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:11:27.89 ID:+6kWbwKn0
みんなできちんと話し合う。
どこか花陽さんに遠慮して、あまり触れないようにしていた気がします。
希さんに言われた通りにしてみようという事になり、私達は部室に戻ってきました。
141: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:12:21.31 ID:+6kWbwKn0
「海未ちゃん、みんなぁ!ライブだよ、ライブしようよ!花陽ちゃんがセンターで!」
みんなが、『え〜〜〜!』と声を揃えました。
それもそのはずです。
142: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:13:21.88 ID:+6kWbwKn0
はあっ、はあっ!
いつもの練習より、速く走れてるかも…
。
早く、早くお姉ちゃんの所に行かないと。
143: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:15:24.30 ID:+6kWbwKn0
「大変だよ!花陽さんが私でライブなのっ!」
「何ですって!花陽がセンターで亜里沙もライブに出るの?!ハラショー!」
あ…通じてる。
144: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:16:34.64 ID:+6kWbwKn0
「それにしても、よく花陽がセンターを了承したわね。」
「えっとね、今1年生の中で、ちょっと花陽さんのイメージが悪くって。」
「花陽のイメージが悪い?あぁ、例の新入生歓迎会の時のスピーチね?」
145: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:19:37.95 ID:+6kWbwKn0
「首謀者は穂乃果だったのね。ふふ、それでいつやるの?」
「来月の半ば、まだ細かい日程は決めてないの。」
「入部して1か月半くらいか…まあ妥当なところよね。」
146: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:20:58.44 ID:+6kWbwKn0
「これは是非とも見に行かないとね。希とにこにも教えてあげましょっと。」
そういうとお姉ちゃんは、携帯を探してバタバタとキッチンを出ていきます。
あんなに楽しみにしてもらえるなんて、私も頑張らないと!
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