206: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/16(土) 00:59:11.82 ID:my4DMRf50
その後、気の抜けてしまった私達はダラダラと雑談を続けていた。
騒々しい部室の中で、花陽だけが難しい顔をしている。
「花陽?どうかしたの?花陽?」
207: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/16(土) 01:00:49.62 ID:my4DMRf50
花陽はウソがつけないタイプ。
何かあることはすぐに分かるのだけど、まだ言う段階ではないのだろう。
「昨日の今日でまだ疲れてるなら、ちゃんと休みなさいよ。」
208: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/16(土) 01:01:50.05 ID:my4DMRf50
「凛ちゃん真姫ちゃん、今日はちょっと先に帰ってて。」
帰り支度をする私達に、花陽が申し訳なさそうに言ってくる。
「かよちん、仕事なら手伝うよ?」
209: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/16(土) 01:02:45.17 ID:my4DMRf50
「分かったわ。凛、先に行きましょ。」
海未とことりが戻ってきた所で、私達は先に出る。
それにしても、あのライブ映像を見てからよね。
210: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/16(土) 01:03:36.59 ID:my4DMRf50
途中まで歩いてきた所で、思い出した風を装う。
「あ、凛ごめん。忘れ物しちゃったわ。先帰ってて。」
「えー凛1人なのぉ。」
211: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/16(土) 01:04:37.49 ID:my4DMRf50
もう全員帰ったようで、人の話し声は聞こえない。
意を決してドアを開けると、花陽がさっきの難しい顔をしながら、ライブ映像を見ていた。
「あ、真姫ちゃん。どうしたの?忘れ物?」
212: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/16(土) 01:05:30.24 ID:my4DMRf50
「そうにゃ、そうにゃ!」
え?
私の背後にはさっき別れたはずの凛がいた。
213: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/16(土) 01:06:53.61 ID:my4DMRf50
「えへへ、ごめんね心配させて。私の中でまだ上手くまとまらなくって、話を大事にしたくなかったから。」
「かよちん水くさいにゃ。3人寄ればかしましいにゃ。」
「それを言うなら、文殊の知恵でしょ。」
214: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/16(土) 01:07:34.07 ID:my4DMRf50
「じゃあ、折角だからみんなも一緒に見て。今度は雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんの事は抜きで。」
花陽が珍しく回りくどい。
でも、そういえば確かに、さっき見たときに何か違和感を感じた。
215:名無しNIPPER[sage]
2016/07/16(土) 08:14:28.54 ID:lw/4H4VSO
从廿_廿从 ヴェエ
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