218: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/17(日) 01:07:16.61 ID:M4r7lDXc0
最後の視聴を終えると、花陽が私達を見据えながら切り出す。
「私が思ってるのはね、穂乃果ちゃんなの。」
「うん。凛もそう思う。」
219: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/17(日) 01:09:05.15 ID:M4r7lDXc0
にこちゃんが?
と言う事は、リアルタイムで見ていたにこちゃん達が、今回のライブの異変に気付いたと言うこと?
私が思考を巡らせている間に、凛が続く。
220: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/17(日) 01:09:58.73 ID:M4r7lDXc0
若干感心しながら、これからどうするのか思案する。
「で、どうするの?穂乃果に言うの?」
「にこちゃんは気付けって言ってるような気がするんだけど、それ以上どうしたらいいか判らないの。」
221: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/17(日) 01:15:01.34 ID:M4r7lDXc0
ならば、この問題をどうするか。
「疑念を隠していても、何も解決しないわ。まずは海未とことりに言って、しばらく観察してもらうのはどうかしら?」
私の提案に、2人は快諾してくれた。
222: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/18(月) 02:52:47.86 ID:oTivPQCI0
海未とことりは、ライブの事に気が付いていた。
やっぱり幼馴染なのね。
でも、何が原因か、については二人にも判らないと言う事だった。
223: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/18(月) 02:53:55.49 ID:oTivPQCI0
その後も、機会を見つけては、みんなで話し合う。
雪穂にも協力を仰いだが、穂乃果が何に悩んでいるかは分からずじまい。
ここまでくると八方塞がりね。
224: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/18(月) 02:55:03.36 ID:oTivPQCI0
それから何日かした帰りに、私は神田明神へ向かっていた。
希なら、あるいは妙案を授けてくれるかもしれない。
「あら、1人なんて珍しいやん。」
225: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/18(月) 02:55:53.36 ID:oTivPQCI0
「強情な人の口を割らせるにはどうしたらいいと思う?」
あえて穂乃果の名は口にしない。
ちゃんとみんなで悩んだつもり。
226: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/18(月) 02:56:43.37 ID:oTivPQCI0
「合宿なんて、良いんやない?」
合宿?
何故合宿なのか思考を巡らせていると、希が悪戯っ子のような目で私を見る。
227: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/18(月) 02:57:34.22 ID:oTivPQCI0
「・・・お節介な誰かさんのお陰だったわよね。」
「特別な環境は、少しだけ心を素直にさせてくれるんよ。」
「そうね、ありがたく参考にさせてもらうわ。」
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