24: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 00:42:34.17 ID:LtmokmfG0
「花陽。あなたの席、今度はあそこじゃない?」
そういうと、真姫ちゃんは長テーブルの上座を指す。
そこは少し前まで、前部長であるにこちゃんの特等席だった場所。
25: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 00:44:10.10 ID:LtmokmfG0
「それと、凛もこっち。」
再び真姫ちゃんが席を指す場所は、花陽ちゃんの向かって右隣。
凛ちゃんはリーダーだからね。
26: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 00:46:29.74 ID:LtmokmfG0
話が落ち着いたみたいなので、さっき教室でヒデコに言われた話を振ってみる。
「新入生歓迎会!それは、各部が新入生をより多く獲得しようと熾烈を極める春の一大イベント!」
突然花陽ちゃんがヒートアップする。
27: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 00:47:47.46 ID:LtmokmfG0
「えっと、海未ちゃん。講堂は今どのくらいの空きがあるのかな?」
「そういわれると思って、先ほど生徒会室で確認をしてきました。今の所は、13時から演劇部。13時半から吹奏楽部の予定が入っているだけです。なので14時から残り1時間は、講堂が空いていることになります。」
海未ちゃんが事細かに説明してくれる。
28: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 00:49:17.03 ID:LtmokmfG0
「それじゃあ、私達アイドル研究部は14時から30分で押さえておく感じで良いかな?」
花陽ちゃんがみんなに同意を求める。
特にみんなその時間に用事がある訳でもないので、あっさりと予定は決まった。
29: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 00:50:48.50 ID:LtmokmfG0
となると次は・・・。と思っていると、不意に部室にノック音が響いた。
花陽ちゃんが、どうぞと言うと、おずおずと扉が開かれた。
「こんにちはぁ・・・。」
30: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 00:53:31.15 ID:LtmokmfG0
雪穂は私をチラッと見て、モジモジとしながら、紙を一枚渡してきた。
「もう、良いんだよね。入部届持ってきても。」
「アイドル研究部に入りたいです!よろしくお願いします!」
31: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 00:54:50.48 ID:LtmokmfG0
あれ?
花陽ちゃんが部長だって言ってなかったっけ?
私は入部届を受け取ると、花陽ちゃんにパスする。
32: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 00:57:10.10 ID:LtmokmfG0
「ちょうどこれから、新入生歓迎会の事を話し合う所だったの、一緒に考えよ。」
「え、いいの?」
ことりちゃんの説明に、雪穂が少し驚いたように伺ってくる。
33: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 00:58:19.64 ID:LtmokmfG0
「だだだ、ダメだよ。まだ何にも練習してないんだから、出来っこないって。」
頭をぶんぶん振りながら、雪穂は出演を拒む。
「ふふ。start dashくらいなら、出来るんじゃないですか?2人とも熱心に練習していたではありませんか。」
34: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 00:59:35.04 ID:LtmokmfG0
「もう、そのくらいにしてやりなさい。話が進まないわ。」
真姫ちゃんが私達のワルノリを諫める。
「それじゃあ、真面目に歓迎会のライブをどうするか考えましょう。」
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