38: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 13:37:09.78 ID:LtmokmfG0
「まあ、花陽の熱意が伝わる良いスピーチだったわよ。」
「本当・・・?」
真姫ちゃんは普段ツンツンしてる割に、上手くフォローする。
39: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 13:37:48.66 ID:LtmokmfG0
「花陽ちゃんっ!」
「ぴゃあっ!」
突然私が声をかけると、花陽ちゃんは飛び上がるように驚いた。
40: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 13:40:17.83 ID:LtmokmfG0
そんな私達の隣で、ことりちゃんは雪穂と亜里沙ちゃんに、今までの衣装を着せ替えて楽しんでました。
「やぁぁん。2人とも可愛い〜〜〜。」
41: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 22:38:46.51 ID:LtmokmfG0
歓迎会から一週間経ったけど、アイドル研究部の部員が増える気配はないみたい。
その代わり、衣装づくりに興味があると言う新入生が、2人ほど現れたの。
まさかの、ことりちゃんに弟子入り!
42: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 22:40:24.80 ID:LtmokmfG0
「はぁ…。」
今日も花陽ちゃんの溜息が漏れる。
他のメンバーは基礎体力トレーニングのために、神田明神まで。
43: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 22:44:20.43 ID:LtmokmfG0
確かに、今の2年生は1クラスしかないのに、その内3人がスクールアイドルやってるんだからね。
もっと来ても良いような感覚があるのかもしれない。
でも、それとはまた別の心配があるんだよね、きっと。
44: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 22:45:36.31 ID:LtmokmfG0
「花陽ちゃん。」
話しかけると、半壊れだった彼女がハッとして振り向く。
「花陽ちゃんが去年、アイドルがやりたいですって来てくれた時のこと覚えてる?」
45: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 22:46:37.35 ID:LtmokmfG0
「それは・・・。たぶん行けなかったと思う。私、勇気が無くて、ウジウジしてたから。」
彼女は親友と、新たに親友になる人の助けを得て、背中を押してもらう事で勇気が出せた。
じゃあ、その助けの無い人はどうすればいいんだろう。
46: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/05(火) 00:00:31.27 ID:o3GVnFaI0
花陽ちゃんは何かを考え込むように俯いている。
「気長に待てばいいと思うよ。雪穂も亜里沙ちゃんもいるんだし。」
去年の私は色んな意味で急いでいたけど、今はもう違うから。
47: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/05(火) 00:03:38.60 ID:o3GVnFaI0
でも、花陽ちゃんは今の1年生に変な風に誤解されてるんだよねぇ・・・。
そのイメージを覆す良い方法ないかなぁ・・・あ、そうだ!
「花陽ちゃん!やっぱり待ってるだけじゃなくて攻めなきゃいけない時もあるよ!」
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