42: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 22:40:24.80 ID:LtmokmfG0
「はぁ…。」
今日も花陽ちゃんの溜息が漏れる。
他のメンバーは基礎体力トレーニングのために、神田明神まで。
43: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 22:44:20.43 ID:LtmokmfG0
確かに、今の2年生は1クラスしかないのに、その内3人がスクールアイドルやってるんだからね。
もっと来ても良いような感覚があるのかもしれない。
でも、それとはまた別の心配があるんだよね、きっと。
44: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 22:45:36.31 ID:LtmokmfG0
「花陽ちゃん。」
話しかけると、半壊れだった彼女がハッとして振り向く。
「花陽ちゃんが去年、アイドルがやりたいですって来てくれた時のこと覚えてる?」
45: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/04(月) 22:46:37.35 ID:LtmokmfG0
「それは・・・。たぶん行けなかったと思う。私、勇気が無くて、ウジウジしてたから。」
彼女は親友と、新たに親友になる人の助けを得て、背中を押してもらう事で勇気が出せた。
じゃあ、その助けの無い人はどうすればいいんだろう。
46: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/05(火) 00:00:31.27 ID:o3GVnFaI0
花陽ちゃんは何かを考え込むように俯いている。
「気長に待てばいいと思うよ。雪穂も亜里沙ちゃんもいるんだし。」
去年の私は色んな意味で急いでいたけど、今はもう違うから。
47: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/05(火) 00:03:38.60 ID:o3GVnFaI0
でも、花陽ちゃんは今の1年生に変な風に誤解されてるんだよねぇ・・・。
そのイメージを覆す良い方法ないかなぁ・・・あ、そうだ!
「花陽ちゃん!やっぱり待ってるだけじゃなくて攻めなきゃいけない時もあるよ!」
48: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/05(火) 00:05:22.94 ID:o3GVnFaI0
みんなが帰ってくると、私は早速ライブの提案をする。
「どうして花陽を指名なのですか?」
海未ちゃんが当然の質問をしてくる。
49: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/05(火) 00:06:35.79 ID:o3GVnFaI0
すると、凛ちゃんが嬉しそうに机に乗り出す。
「上手くいけば、両方の問題を解決できるかもしれないって事だよね!」
「まあ、今年のラブライブに向けて活動アピールしていかないとだから、ちょうど良いんじゃない?」
50: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/05(火) 00:08:47.90 ID:o3GVnFaI0
「それじゃあ、雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんはどうするの?」
ことりちゃん良い質問!。
「もちろんっ!二人ともデビューだよ!」
51: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/05(火) 00:54:23.84 ID:o3GVnFaI0
今日の練習が終わり、クールダウンしているときに、ふと周りを見てみる。
ライブの日まで、あと2週間。
やっぱり目の前に目標ができると、張り合いが出てくるよね。
52: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/05(火) 00:55:36.48 ID:o3GVnFaI0
海未ちゃんは凛ちゃんと一緒にトレーニングとダンスの組み立て。
真姫ちゃんのボイストレーニング。
ことりちゃんはこの間弟子入りした1年生と新しい衣装の制作を。
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