66: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/05(火) 12:25:04.75 ID:o3GVnFaI0
お通夜かぁ、そういえば私達ステージで失敗したことと言えば、去年の文化祭で私が倒れちゃった時くらい?
あぁ、今思い出しても恥ずかしいよ。
私、いっぱいみんなに迷惑をかけたんだよね。
67: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/05(火) 12:26:56.63 ID:o3GVnFaI0
「おねえちゃんって、なんて言うか、やっぱりみんなのリーダーなんだね。」
ん?
えーっと、なんかちょっと酷くない?
68: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/05(火) 12:41:50.32 ID:o3GVnFaI0
夜、寝る前に携帯を見ると、花陽ちゃんからメールが来てた。
私のおかげでいつもの自分に戻れたって。
大げさだなぁ。
69: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/05(火) 13:09:29.16 ID:o3GVnFaI0
布団の中で目を閉じながら、アイドル研究部の事を考える。
がむしゃらに頑張るだけで良かった去年とはきっと違う。
私は3年生になったんだから。
70: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/06(水) 01:47:08.87 ID:PruK8aJh0
【 花陽side 】
アイドル研究部、部長。
71: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/06(水) 01:49:00.01 ID:PruK8aJh0
そこで、にこちゃんに今の気持ちを聞いてもらったことがあるんです。
「花陽、あんたに必要なのは、度胸とハッタリよ!」
開口一番、私の一番苦手な分野が出てきちゃいました。
72: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/06(水) 01:51:39.58 ID:PruK8aJh0
「そしてステージに立ったとき、度胸とハッタリが重要なのよ。と言っても、あんたにはまだちょっと難しいかもしれないけどね。」
ステージに立つときに必要な度胸とハッタリって何だろう…。
「まあ、解りやすく言うと、度胸は自信、ハッタリは笑顔よ。キツイこと言うようだけど、あんた今まで、誰よりも前に出ようとか思ったことないでしょ?」
73: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/06(水) 01:52:32.10 ID:PruK8aJh0
そういわれて、ハッっとする。
今までμ'sの中で、私はセンターに立ったことが無い。
みんなの中で、より目立とうという事もしなかった。
74: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/06(水) 01:53:49.50 ID:PruK8aJh0
「もし仮に、次のライブであんたがセンターに抜擢されても、自信をもって笑顔で立つことは出来ないでしょうね。」
うぅ…反論できません。
「別にいじめたい訳じゃ無いのよ。部長である以上、いつか自分が一番前に出なきゃいけない時が必ず来る。」
75: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/06(水) 01:54:49.52 ID:PruK8aJh0
やっぱり、にこちゃんは凄いです。
こんなに凄い人の後を継ぐなんて、やっぱり私じゃ力不足なんじゃ・・・。
そんな私の表情を読み取ったのか、にこちゃんは大きくため息をついた。
76: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/06(水) 01:56:08.96 ID:PruK8aJh0
「はぁ、また同じような事を言うけどね、アイドルの情熱に関しては花陽が一番よ。そして人を見て、バランスをとれて、固持する安いプライドもない。これはアタシには無かった長所。だから花陽を部長に推した。分かる?」
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