過去ログ - 【ラブライブ】ほのかな憂鬱
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98: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/08(金) 03:09:54.07 ID:KFIugArw0
そう思い直したとき、突然穂乃果ちゃんが椅子を飛ばす勢いで立ちあがりました。

「花陽ちゃん!やっぱり待ってるだけじゃなくて、攻めなきゃいけない時もあるよ!」

ええ〜〜〜!
以下略



99: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/08(金) 03:10:45.24 ID:KFIugArw0
「花陽ちゃんがセンターの新曲で校内ライブをするんだよ!」

えええ〜〜〜!!!

私がセンター?!
以下略



100: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/08(金) 03:12:20.04 ID:KFIugArw0
みんなが練習から帰ってくるなり、穂乃果ちゃんは早速ライブの話をしたの。

みんなもノリノリで遂には雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんのデビューライブにまで、話が発展しちゃった。

何て言うか、さすがの行動力です。
以下略



101: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/08(金) 03:15:50.21 ID:KFIugArw0
ライブまであと少しという所で、私は今までにない緊張感に襲われていました。

にこちゃんが仮にと断って言ったことが、まさか本当に実現するなんて。

私は今まで、目立つことを極力避けてきました。
以下略



102: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/08(金) 03:18:16.76 ID:KFIugArw0
「去年、凛がウェディングドレスの衣装を嫌がったとき、かよちんはどうしたんだっけ〜?」

ぅ…。

「あ、あの時は、本当に凛ちゃんが着たら可愛いって思ったから…。」
以下略



103: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/08(金) 11:25:50.78 ID:KFIugArw0
私の中で何の結論も出ないまま、とうとう本番が来てしまいました。

頭の中でいくらシュミレートしても、ちゃんとできてる自分が想像できない。

どうしよう、このままステージに立ったら、私とんでもない失敗をしちゃうかもしれない。
以下略



104: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/08(金) 11:26:46.50 ID:KFIugArw0
もう、口から心臓が飛び出てきそうなほど、緊張でドキドキするしかなかった。

どうしよう。

どうしよう。
以下略



105: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/08(金) 11:28:01.12 ID:KFIugArw0
「今日の歌は、みんなの夢を、みんなの望みを応援する歌だよ。今日のステージは、みんなの勇気、みんなの背中をちょっとだけ押してあげたいステージなんだよ。」

穂乃果ちゃんの言うみんなには、きっと私も含まれている。

何故か、そんな気がしました。


106: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/08(金) 11:29:23.28 ID:KFIugArw0
「私達のやる事は全然変わらない。この想いを全力でみんなへ届ける。それが私達スクールアイドルだから。」

私は大きな間違いをしていました。

みんなに良く思われたい。
以下略



107: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/08(金) 11:31:13.11 ID:KFIugArw0
でも、そんなの見てるお客さんには関係ないんだ。

私はスクールアイドルだから、立ってる場所が真ん中か端っこかなんてどうでもよかったんです。

(花陽が立つステージは一体誰を向いているのか、どんな想いをぶつけたいのか、それがアイドルの価値になるのよ。)
以下略



108: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/08(金) 11:33:08.83 ID:KFIugArw0
すると、今までの緊張がウソのようにすぅっと身体が軽くなるのを感じました。

今ならちゃんと歌える。

想いを伝えられる。
以下略



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