140: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 15:56:49.09 ID:6jlu7Hr00
長門「提督……? 何処へ行く?」
提督「……」
141: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 15:57:37.90 ID:6jlu7Hr00
提督「口で説明するのは難しいな、こればかりは成ってみないと分からん……。ただ私も他の深海棲艦同様、お前たちに害を成す存在でしかないということだ」
金剛「でも提督は提督デース! 他の深海棲艦と違って私たちの事、攻撃しないネ!」
142: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 15:58:24.39 ID:6jlu7Hr00
提督「艦娘であるお前たちが理解するのは無理だろうが……これは本当にどうしようもないんだ。抑えられるものでもない……」
提督「加賀、金剛。私の最後のわがままだ。聞き入れてくれ。出来れば……見届けて欲しい。そして他の娘達にも伝えてくれ、お前たちを指揮できたことが、私の誇りだと」
143: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 15:58:52.70 ID:6jlu7Hr00
提督「自分の本懐を思い出せ。お前たちに宿る魂は、深海棲艦を倒すことを目的としているはずだ。その本能に従えばいい」
長門「でも貴方は提督だ。例え深海棲艦であっても、貴方は私の提督なんだ」
144: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 15:59:27.07 ID:6jlu7Hr00
提督「……」
提督「陸奥をどうやって沈めたか、教えてやろう」
145: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 16:00:07.89 ID:6jlu7Hr00
提督「嬲り殺しにしてやったのだ。うちの連中は戦力が乏しくてな、ちょうど主力を欠いていて、真正面からやり合うのは無理だった。
だから陸奥を孤立させ、集団で取り囲み、逃げ惑うあいつの背中に容赦なく砲撃を打ち込んでやった」
146: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 16:00:41.80 ID:6jlu7Hr00
提督「……」
提督「……」
147: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 16:01:21.94 ID:6jlu7Hr00
金剛「提督……時間が経っても決して癒えない傷もあるネ。提督だって、大和のことをずっと引きずってたデース」
提督「それは……」
148: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 16:02:01.50 ID:6jlu7Hr00
加賀「提督……貴方には本当に……本当に頭に来ました……。いつもそうやって理屈や道理ばかりを求めて、平気で自分を捨てようとする。
それで残される者の気持ちなど考えもせず……」
149: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 16:02:40.54 ID:6jlu7Hr00
加賀「舐めないでください。確かに今まで苦戦は強いられたけど、相手が提督と分かればそうはいかないわ。
私は貴方の秘書官よ。提督の癖もやり口も全部把握している」
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