過去ログ - ミコチ「一緒に行きますか? だご汁食べに」ゴロウ「助かるよ」
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人外好き
◆HQmKQahCZs
[saga]
2016/08/03(水) 12:41:19.48 ID:nxH9GB/n0
かやぶき屋根は今でも見るとこでは見るが、こんな風に山の奥に一軒だけあるのは珍しい。
引き戸を開けて中に入ると広い一間にいくつもの囲炉裏が見えた。
なるほど炉端焼きか。何度か食べたことはあるが炭火で作る料理はまた格別なんだよな。
記憶の中の料理の味は空腹に悪い。
昔食べた味を振り払っていると店の中から大きな悲鳴が上がった。
シナト「ギャーッ! ありぇねえだろそんなの!!」
ハクメイ「いやぁ、今日の私はついてるな、うん」
店の一番真ん中にある囲炉裏の傍で頭を抱えた………目つきの悪い女性がカラカラと笑う明るい茶色の髪をした女性にくってかかっていた
シナト「はぁ!? どういうことだよ。てめぇサマしてんだろ!?」
ハクメイ「いつ私がイカサマしたっていうんだよ。心外だ」
ゴロウ「………あれが?」
ミコチ「笑ってる方が私のツレのハクメイよ。もう一人の方はこの店の店主のシナト」
シナトはハクメイに向かって「ノーカン!」と連呼しているが、ハクメイは大笑いをするだけで返事は返さない。
ミコチは大きくため息をつきながら二人の元へ向かった。
さて、どうしたらよいかと考えていると背中に軽い衝撃が走った。
「わっ。す、すいませんっス」
ゴロウ「申し訳ない。入口に突っ立ってしまって」
振り向くと短髪の活発そうな少女………少女?が申し訳なさそうに俺の顔を見ていた。
その少女はシナトとどこか似ているような………?
「お客さんっスか?」
ゴロウ「え、あぁ。そうだけど」
「じゃあご案内を、って姉さん! お客さん来てるっス!」
シナト「あぁん!? いまそれどころじゃねぇんだよミマリッ」
ミマリ「お客さんより優先することなんかあるわけないっスよ!!」
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