過去ログ - 泉の女神「あなたが落したのは…」
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17: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/03(日) 20:07:09.50 ID:aD/8RsPC0
勇者「違うんだ。その剣は俺と共に戦って帰ると約束した奴の剣なんだ」
勇者「そいつとはもう一緒に帰れないけど…」ギリッ
勇者「でも、そいつが片時も離さなかった剣には勝利の瞬間を見届けてほしいし、その剣と一緒に光溢れる世界に帰りたいんだ」
18: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/03(日) 20:19:32.83 ID:aD/8RsPC0
◆第二章 教義をめぐる矜持
騎士団隊長「奴らから目を離すな!追え!」
騎士団B「くそっ!逃げ足の速い奴らめ」
19: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/03(日) 20:21:13.41 ID:aD/8RsPC0
騎士団B「おかしいな、このままだと本当に鉱山に着いてしまうぞ」
騎士団C「鉱山に向かうと分かれば寧ろ幸運かと」
騎士団B「どういうことだ?」
20: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/03(日) 20:30:42.07 ID:aD/8RsPC0
騎士団B「はっ!…しかし…」
騎士団隊長「お前たちはこの道があの鉱山で行き止まりだと思っているのだろう」
騎士団B「ええ、先ほどの村からこちらに向かう道は鉱山のためにあるのですから」
21: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/03(日) 22:19:43.30 ID:aD/8RsPC0
騎士団C「隊長、この先は本当に鉱山しかありません」
騎士団B「奴らが脇道に逸れる心配はないのですから、一旦この泉の前で休息しましょう」
騎士団C「鉱山に入れば水を飲むこともできませんし…」
22: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/03(日) 22:20:30.83 ID:aD/8RsPC0
騎士団C「これは持っていく…これは持っていかない…」
騎士団B「荷物を置いていくというのは難しいものだな」
騎士団C「あっ、これは読みかけの物語…」
23: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/03(日) 22:25:06.83 ID:aD/8RsPC0
騎士団B「お前のせいで俺まで怒られたではないか」
騎士団C「すいません…」
騎士団B「とにかく早く選別を終わらすぞ」バサッバサッ
24: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/03(日) 22:27:59.97 ID:aD/8RsPC0
騎士団C「持っていくもの…持っていかないもの…」アセアセ
騎士団B「これは手配書に添付する予定だから最重要…とと」パラッ
ビュウ〜〜
25: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/03(日) 22:30:59.11 ID:aD/8RsPC0
ボゴゴゴゴゴゴ……ザパァ!
騎士団隊長・B・C「「「な、な、な、な、な…!」」」
泉の女神「そこの騎士たちよ」
26: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/03(日) 22:39:23.05 ID:aD/8RsPC0
泉の女神「いつから人間は美しいものを見て恐怖に怯えるようになったのだ…」ハァ
騎士団隊長・B・C「「「プッ!」」」
泉の女神「今はどこにも笑う要素がねえだろうがこの野郎!」
27: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/03(日) 22:48:31.81 ID:aD/8RsPC0
騎士団B「ちょうどいい、ねえちゃん一発ヤらせてくれや」
泉の女神「………」ブチッ
ゴボボボボボボ…
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