過去ログ - 泉の女神「あなたが落したのは…」
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201: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:18:29.91 ID:qPBIOm/20
〜〜〜〜〜
少女A 「少女Bちゃん、少女Cちゃん、久しぶり。元気だった?」
少女B「久しぶりー」
202: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:21:05.73 ID:qPBIOm/20
少女A「そういう少女Cちゃんは?」
少女C「あたしは普通の家の養女だからあまりネタはないよ。この村は豊かだから恵まれているんだろうけど」
少女B「それにしても、あの少年が戦士になって魔王討伐に赴いていたなんてー」
203: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:24:27.81 ID:qPBIOm/20
少女C「ハーフエルフちゃんは関係ないじゃない。戦士が亡くなって一番悲しいのは、きっとハーフエルフちゃんだよ。ハーフエルフちゃんを悪く言いうのはやめて」
少女A「なに、私に刃向かうの?私のおかげでみんないい境遇にありつけたんじゃない。恩知らずな真似はやめて」
少女B「…恩って何?」
204: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:28:15.34 ID:qPBIOm/20
−−−村野傭平の家(って誰だよ…)−−−
ハーフエルフ「失礼します」ガチャ
村の傭兵「おお、ハーフエルフ殿か、大変なところよういらした」
205: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:31:05.39 ID:qPBIOm/20
村の傭兵「そういっている間にできたようだ。さ、どうぞ」コトッ
ハーフエルフ「ありがとうございます…」
村の傭兵「人は経済面だけでは生活してゆけぬ。息子がいなくなってしまって、さぞやショックであろう」
206: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:35:34.41 ID:qPBIOm/20
村の傭兵「…そんなことは重々解っているつもりだ」
ハーフエルフ「でも…!」
村の傭兵「私も、何物にも代えられない息子を失った。私だって辛いのだ。否、大人げない発言を許してもらえるなら、私が一番辛いと言いたいところだ」
207: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:39:14.88 ID:qPBIOm/20
ハーフエルフ「あの、村の傭兵さん…」
村の傭兵「何かな」
ハーフエルフ「戦士は、最初から死ぬ覚悟で魔王討伐に臨んだのでしょうか?」
208: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:43:23.91 ID:qPBIOm/20
村の傭兵「勇者は、仲間も連れずに単身で村長宅を訪ねたそうだ。そして村長に『この剣の持ち主にお会いしたい』と言ったそうだ」ガチャッ
ハーフエルフ「この剣は…!」
村の傭兵「ああ、ハーフエルフ殿が息子に渡された鉄の剣だ」
209: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:46:56.89 ID:qPBIOm/20
ハーフエルフ「そんな…」
村の傭兵「そして、魔王戦で心が折れかけた勇者を『お主らと共に生きて帰るために闘うのだ!』と叱咤し続け、死ぬ直前まで善戦したとのことだ」
ハーフエルフ「戦士…」
210: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:49:40.39 ID:qPBIOm/20
ハーフエルフ「ところで村の傭兵さん」
村の傭兵「今度は何であろう」
ハーフエルフ「勇者が立ち寄ったなら、私も呼んでくださればよかったのに」
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