過去ログ - 泉の女神「あなたが落したのは…」
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203: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:24:27.81 ID:qPBIOm/20
少女C「ハーフエルフちゃんは関係ないじゃない。戦士が亡くなって一番悲しいのは、きっとハーフエルフちゃんだよ。ハーフエルフちゃんを悪く言いうのはやめて」

少女A「なに、私に刃向かうの?私のおかげでみんないい境遇にありつけたんじゃない。恩知らずな真似はやめて」

少女B「…恩って何?」
以下略



204: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:28:15.34 ID:qPBIOm/20
−−−村野傭平の家(って誰だよ…)−−−

ハーフエルフ「失礼します」ガチャ

村の傭兵「おお、ハーフエルフ殿か、大変なところよういらした」
以下略



205: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:31:05.39 ID:qPBIOm/20
村の傭兵「そういっている間にできたようだ。さ、どうぞ」コトッ

ハーフエルフ「ありがとうございます…」

村の傭兵「人は経済面だけでは生活してゆけぬ。息子がいなくなってしまって、さぞやショックであろう」
以下略



206: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:35:34.41 ID:qPBIOm/20
村の傭兵「…そんなことは重々解っているつもりだ」

ハーフエルフ「でも…!」

村の傭兵「私も、何物にも代えられない息子を失った。私だって辛いのだ。否、大人げない発言を許してもらえるなら、私が一番辛いと言いたいところだ」
以下略



207: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:39:14.88 ID:qPBIOm/20
ハーフエルフ「あの、村の傭兵さん…」

村の傭兵「何かな」

ハーフエルフ「戦士は、最初から死ぬ覚悟で魔王討伐に臨んだのでしょうか?」
以下略



208: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:43:23.91 ID:qPBIOm/20
村の傭兵「勇者は、仲間も連れずに単身で村長宅を訪ねたそうだ。そして村長に『この剣の持ち主にお会いしたい』と言ったそうだ」ガチャッ

ハーフエルフ「この剣は…!」

村の傭兵「ああ、ハーフエルフ殿が息子に渡された鉄の剣だ」
以下略



209: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:46:56.89 ID:qPBIOm/20
ハーフエルフ「そんな…」

村の傭兵「そして、魔王戦で心が折れかけた勇者を『お主らと共に生きて帰るために闘うのだ!』と叱咤し続け、死ぬ直前まで善戦したとのことだ」

ハーフエルフ「戦士…」
以下略



210: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:49:40.39 ID:qPBIOm/20
ハーフエルフ「ところで村の傭兵さん」

村の傭兵「今度は何であろう」

ハーフエルフ「勇者が立ち寄ったなら、私も呼んでくださればよかったのに」
以下略



211: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:53:18.69 ID:qPBIOm/20
ハーフエルフ「そんな…、でも、戦いは終わったんですし」

村の傭兵「とんでもない。これから国内の矛盾が噴出しはじめるに違いない。勇者を必要とする戦いは増えるだろうし、世の中は勇者を求めるだろう。絶対的な善や悪がいないこれからこそ、勇者としての力量が問われるのだ」

ハーフエルフ「平和とは難しいものなのですね」
以下略



212: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 23:57:00.42 ID:qPBIOm/20
本日の投下は以上です。


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